仕事と介護を両立する方をサポート

仕事と介護の両立の大切さを届けたい
産業ケアマネの岡田和子です(*^^*)

　

vol.44

今日のテーマは？

　

仕事と介護を両立する方をサポート

　

私は普段ケアマネジャーとして、高齢者の方、ご家族の方の支援をしております。

ケアマネジャーをしていると、いろんな出会いがあります。

その方の人生に触れ、生きてきたこれまでの道のりをお聴きすると、物語の一場面に入ったような気分になります。

対象者となる方と家族とのかかわりをお聴きし、介護保険を活用することで、この方々の生活がどのようによりよいものになるかをいっしょに考えています。

　

まずの課題を解決するには？

長年働いてきた会社を嘱託で続けている夫。妻の認知機能の低下から、これまで妻がやっていたことを夫がサポートしながら、できることを続けている。

家に閉じこもりがちになってきて、鬱々としてしまうことが増えてきた。

夫は仕事を続けたい。仕事に行っている間デイサービス等に行って、認知機能が改善できることをしてほしい。

　

『妻がデイサービスへ楽しんで行っていただけるようになれば、まずの課題は解決するのではないか？』

そのように感じました。

　

デイサービスとは？

介護保険で使えるサービスのひとつ。短時間で使えるもの、午前の部と午後の部に分かれていて、運動をメインに行っているところ、朝から夕方近くまで利用できるところ等いろんな特色があります。

安心して入浴ができるよう手伝ってくれたり、栄養バランスの取れた食事を用意してくれたり、個別に行う機能訓練、レクリエーション、中には外出支援をしているところもあります。

　

　

はじめてのところに行くのは、誰もが不安です。

不安を取り除くために、趣味や興味のあることなどから繋げていったり、デイサービスの方に説明しにきてもらって安心感を持っていただいたり、体験利用していただいたり、その方に合わせて支援しています。

夫も協力的で体験利用の日、いっしょにデイサービスで少し過ごされ、あとはまわりの方と過ごされていました。感想は「たのしかった」と言われていました。認知機能が低下して出来事を忘れてしまっても、主観で感じたものは残っているのですよね。

夫も上手につなぐことをしてくださり、今では、「次はいつ行くの？」とたのしみにしておられます。

　

まとめ

　

仕事と介護を両立しようとされている方はたくさんいます。

私たちケアマネジャーは、かかわっている家族にも視点を向けて支援をしています。

　

『そばで支援してくれる人がいるから、安心して在宅生活が送れる』

　

声掛けや少しの手助けで生活を送れる状況の時に、家族の生活についてもしっかりとケアマネジャーに伝えていただければと思います。

例えば、家族が不在の時に「デイサービスを使おう」、出張があるときに「ショートステイを使おう」など調整することができます。

介護は、家族だけで支えていく時代ではありません。

『仕事と介護の両立をしていき、家族自身の人生も大事にしていただきたい』

そう願っています。

介護が始まったと感じたとき、まずは近くの地域包括支援センターに相談してみてください。

　

産業ケアマネであり、日々ケアマネジャーで活動中の
岡田和子でした(*^^*)

お読みいただきありがとうございました！

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