「まだ先のこと」を、「今から備えられること」へ

「40歳からの、仕事と介護の両立への備え」研修を実施しました

こんにちは
愛知県の産業ケアマネ 金原洋子です

2026年8月17日、リョウリツの産業ケアマネとして
株式会社名鉄生活創研様にて、今年度40歳を迎える社員様・参加希望者様を対象に、

あなたの職場の介護の専門家 産業ケアマネと共に考える
「40歳からの、仕事と介護の両立への備え」

をテーマに、90分の研修を実施させていただきました。

名鉄生活創研様では、仕事と介護の両立支援の取り組みの一つとして、40歳を迎える社員の皆様への研修を継続して実施されています。

介護は、まだ経験していない方にとっては「いつかは来るかもしれないけれど、まだ先のこと」。

一方で、いざその時が来たら、

「何から始めればいいの?」
「どこに相談したらいいの?」
「仕事を続けながら、本当に介護ができるの?」

そんな不安を抱える方は少なくありません。

受講前は、全員が「介護への不安」を感じていました

今回、研修前に実施したアンケートでは、参加者全員が「今後、介護をする立場になる可能性がある」と回答。

さらに、全員が介護に「不安を感じる」と答え、「仕事と介護を両立できる自信がない・わからない」という結果となりました。

実際に介護を経験している方は一部であり、**「経験がないからこその漠然とした不安」**が、この年代の皆様に共通していることが見えてきました。

そこで今回は、制度をたくさん覚えていただくことよりも、

「いざという時、まずどこに相談すればよいのか」

を持ち帰っていただくことを大切にしました。

地域の相談窓口である「地域包括支援センター」と、職場で仕事と介護の両立を一緒に考える「産業ケアマネ」。

困ったとき、一人で何とかしようとするのではなく、まず相談することから始めていいことをお伝えしました。

「相談先がわかっただけでも、一歩前進」

研修後のアンケートでは、満足度・わかりやすさ・「仕事と介護の両立に役立ちそう」という回答が、いずれも高い評価となりました。

そして、研修でお伝えした「2つの相談先」についても、回答いただいた全員が2つとも記述されました。

参加者の皆様からは、

「窓口がはっきりわかったので安心しました」
「相談先がわかっただけでも一歩前進できた」
「まだ介護は先のことと思っていた」

といった声も寄せられました。

さらに、「明日からやってみようと思ったこと」では、回答された全員が、**親や夫、兄弟など“家族と話してみること”**を挙げてくださいました。

知識を得るだけではなく、

「母親と話してみよう」
「兄弟と介護について確認してみよう」

そんな小さな行動につながったことを、とてもうれしく感じています。

「伝える」だけではなく、「話せる」両立支援へ

今回の研修を通して、私自身にも大きな学びがありました。

それは、こちらから知識を「伝える」ことと同じくらい、参加者の皆様自身が、

考える。
話す。
人の話を聴く。
そして、自分の言葉にしてみる。

その時間が大切だということです。

介護は、正解を覚えれば準備ができるものではありません。

「もし、自分の親だったら?」
「自分はどう働き続けたい?」
「誰に相談できる?」

そうやって自分に置き換えて初めて、「まだ先のこと」が少しずつ「自分ごと」になっていくのだと思います。

次のステップへ――「相談窓口がある」から「実際につながれる」へ

名鉄生活創研様とのこれまでの取り組みを通じて、社内に仕事と介護について相談できる窓口があることも、少しずつ周知されてきました。

これから大切になるのは、

「相談窓口があることを知っている」から、
「必要なときに、実際に相談できる」へ。

そのためには、年に一度の研修だけではなく、さまざまな年代や立場の社員の皆様が、日常の中で仕事と介護について知ったり、考えたり、話したりできる小さな接点を重ねていくことも大切だと考えています。

そして、働き続ける中で直面する「両立」の課題は、介護だけではありません。

育児、治療、家族のことなど、誰もがさまざまな事情を抱えながら働く可能性があります。

そんなときに、一人で抱え込むのではなく、

「ちょっと相談してみよう」

と思えること。

そして、その声を必要な支援につないでいけること。

人事ご担当者様、保健師様、そして産業ケアマネが、それぞれの専門性や役割を活かしながら連携し、従業員の皆様を支えていく。

そんな関係を少しずつ育てながら、従業員の皆様一人ひとりが、自分らしい「望む両立」のかたちを一緒に考え、叶えながら働き続けられる職場づくりを、企業様とともに進めていきたいと思っています。

どのような形であれば、より多くの社員の皆様に届くのか。

必要なときに安心して声を上げ、相談できる職場にするために何ができるのか。

これからも人事ご担当者様、保健師様と対話を重ねながら、その企業に合った両立支援のかたちを一緒につくってまいります。

仕事と介護は、誰にでも起こり得ること。

だからこそ、介護が始まってから慌てるのではなく、元気な今から少しだけ知っておく。

そして、困ったときには一人で抱え込まず、相談する。

そんな文化が職場の中に少しずつ根づいていくよう、産業ケアマネとしてこれからも伴走してまいります。

株式会社名鉄生活創研様、そしてご参加いただいた皆様、貴重な機会をありがとうございました。

・40歳を迎える社員様向け研修
・管理職向け・人事担当者様向け研修
・ミニセミナー&茶話会
・個別相談会
・相談窓口設置

・仕事と介護に関するアンケート 等
各種承ります。

個別に、ご説明させていただきます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。


 一般社団法人リョウリツ  https://ryouritsu.com/


投稿者プロフィール

金原洋子
金原洋子
一般社団法人リョウリツ
産業ケアマネ1級
「仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座」 0期卒業生
主任介護支援専門員/社会福祉士/介護福祉士
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