#25 困ったときに、誰に相談すればいいの?」——介護と仕事の両立には“情報とつながり”が必要です

静岡県、山梨県を中心に産業ケアマネをしています安藤貴世です🗻

ある日突然、親の介護が始まる——
それは誰にとっても、特別な話ではありません。

けれど、いざ介護が始まったとき、
「どこに相談したらいいのか分からない」
「どんな制度があるのか知らない」
そんな“情報の空白”に直面する人が、実はとても多いのです。

介護と仕事の両立でつまずく理由の一つは「情報不足」

介護保険、要介護認定、地域包括支援センター、ケアマネジャー……
聞き慣れない言葉が並び、「まず何をすればいいのか」が分からないまま、仕事との両立に悩む人が増えています。

特に、働きながら介護をするビジネスケアラーにとっては、限られた時間の中で“正確な情報”にアクセスできるかどうかが、安心感の差に直結します。

企業ができること:相談窓口と情報提供

企業として両立支援を進める上で、まず大切なのは、
「相談できる場所がある」という“見える支援”をつくること。

  • 人事・労務担当に介護相談窓口を設ける
  • 社内イントラに介護支援制度の案内ページをつくる
  • 地域包括支援センターや外部専門機関の連絡先を共有する
  • 介護セミナーや情報提供型の勉強会を開催する

こうした仕組みがあるだけで、
「いざというときは相談できる」と思えることが、両立への大きな支えになります。

情報は“安心材料”、相談は“心の拠り所”

介護の不安は、ひとりで抱えるほど大きくなります。
でも、誰かに相談できたり、正確な情報が手元にあるだけで、
「何とかなるかもしれない」と思える余裕が生まれるのです。

仕事を続けながら家族を支えるためには、**制度だけでなく“つながり”**も不可欠です。

小さな案内が、離職を防ぐ

介護を理由に退職を考えていた社員が、
「制度があると知って安心した」「話せる場所があったから踏みとどまれた」
という声は、実際に多く聞かれます。

ほんの小さな情報や仕組みが、社員の人生とキャリアを守ることにつながるのです。

お問い合わせ

私、安藤貴世は静岡県にて アンドリング両立支援室 を運営しています。
【業務内容】
・実態調査(アンケートを実施し今後の介護離職の予想などを立てていきます)
・社内研修(ご要望に応じて介護研修を行なっています)
・個別面談(介護に直面している従業員に対してのメンタルヘルスの改善を行なっています)

メール:andring.care@gmail.com