#4 経営者だからこその介護の悩み

介護のイライラモヤモヤに寄り添う、静岡の産業ケアマネ 安藤貴世🍊です。
ケアマネジャーとして関わるご家族の中には会社を経営されている方や個人事業主の方も多くいらっしゃいます。
実は、従業員の皆さんより大変だなと思う場面がたくさんあるんです。
今日は、そんな経営者の方の困り事について書いてみようと思います。

経営者は時間の確保ができない

会社経営は365日気を抜くことができませんよね。

・会社を常に成長させていかなければならない。
・従業員の生活を守っていかなければならない。
・自分が動かないと会社が止まるプレッシャー

そう!経営者は「まとまった時間」の確保が難しい!

親の介護の場面では
・医師との今後の治療方針などの話
・ケアマネジャーとの介護サービスの利用について
・担当者会議や毎月のモニタリング
・デイサービスや訪問介護などの事業所とのやりとり・・

介護では、このような時間の確保が必要です。多忙な経営者の方、代わりのいない仕事が多い経営者は時間の確保に苦慮しています。

経営者は決断疲れと精神的負担のWパンチ

経営者は常に決断を迫れる状況にあり、「決断疲れ」ではないでしょうか
実は、介護も決断を迫られる場面がいくつかあります。

しかも!自分ではない、親の人生の決断です!!

親の介護の場面では
・生活の場は「施設」か「在宅」か
・どんなサービスを利用するのか「デイサービス?」「訪問介護?」
・どこの事業所を利用するのか「リハビリ型?」「近所の人と一緒に行く?」
・人生の最終決断「延命はする?」「自宅で看取る?」「緊急時は?」

自分の人生ではない決定は、一人だけではなく本人や他の家族の気持ちも汲み取ってあげなくてはいけないため、判断疲れやストレスが限界を超えしんしんに不調をきたす人も多くみられます。

頼れる人がいない・頼りにくい

「会社のことは自分が最後の砦。」そんな思いが強い経営者は介護についても
「他人に任せづらい」と抱え込んでしまいがちです。

経営者は他人に弱みを見せられないからこそ、プライベートな悩みを誰にも相談できず、孤立しやすい!

 親が認知症になってしまった。
 自分がオムツの交換をしている。
 家に帰ったら、親の食事の支度をしている。

 親の歳をとった姿を喜ばしいと思う人は少ないでしょう。
 介護を一人で抱えることは疲労がやストレスを抱えてしまいます。
 

経営者の方がそのような状態が続いたらどうでしょうか。
・経営判断やミスが起こる
・感情のコントロールができなくなり従業員を叱責してしまう
・疲労している経営者を見て従業員が不安に思う

「社長が介護で手一杯」と社内外に知られることのリスクを心配してますます抱え込んでしまうかもしれません。仕事でも一人での判断をする経営者だからこそ、陥りやすい状況かもしれません。

まとめ

経営者だからこそ、会社の存続と親の介護 を乗り越えるためには介護サービスを上手に利用するために、介護を知識を身につけていくことをお勧めします。

まずは、自分のために、自社のために産業ケアマネを導入ください。

お問い合わせはこちらから

私、安藤貴世は静岡県にて アンドリング両立支援室 を運営しています。
【業務内容】
・実態調査(アンケートを実施し今後の介護離職の予想などを立てていきます)
・社内研修(ご要望に応じて介護研修を行なっています)
・個別面談(介護に直面している従業員に対してのメンタルヘルスの改善を行なっています)

メール:andring.care@gmail.com

投稿者プロフィール

安藤貴世
安藤貴世
産業ケアマネ1級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護福祉士
介護支援専門員
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 コンサルタント