ヤングケアラーは突然に!我が家のヤングケアラー

介護のイライラモヤモヤに寄り添う、静岡の産業ケアマネ 安藤貴世 です。
今日は、我が家のちょっとした出来事をお伝えします。

ヤングケアラーとは

ヤングケアラー(Young Carer)とは、本来大人が担うべき家族の介護や世話を日常的に行っている子どもや若者のことを指します。一般的に、小学生から高校生くらいの年齢の子どもが該当しますが、大学生などの若者も含まれることがあります。

私の住む静岡市では 39歳までの子ども・若者を「ヤングケアラー」として支援しています。

39歳は立派な大人ですよね。なぜ支援が必要なんでしょうか?

ヤングケアラーの問題

ヤングケアラーのケアの内容は、家事、家族の介助、通院の付添い、投薬・金銭管理、感情面での寄り添い、きょうだいの世話・見守り、家族のための通訳など、多岐に渡ります

小さな時から日常的に生活に介護の時間が必要なんです。

実は、これは特別な人だけではないんです。というのも・・・

ある日突然、ヤングケアラーに!

娘が高校を卒業し大学に入学までの春休み。その日は突然きました😱
私の母(娘にしたら祖母👵)が道に落ちていた縄に引っかかって転倒。
救急病院に連れて行くも、レントゲンだけでは骨折とは診断されず。それでも痛がる母。
整形外科の主治医に連れて行きたいが、私はどうしても仕事が休めず🤨

高校卒業してすぐに免許を取得させていたので🔰マークの娘に
「お願いがあるんだけど、ばあば👵の病院の送迎と付き添いをお願いできないかな?」

当初は「無理無理🙂‍↔️」と首を振っていた娘も、横で痛がる祖母を見捨てることはできず了承。
病院への運転、狭い駐車場への駐車もドキドキ💓しながら
そして、車椅子の操作や主治医の先生との診断の聞き取りまで。付き添われていた側から付きそう側へ

それから数日間は、春休みということもあり祖母がしていた口だけは動く祖母に教えてもらいながら料理などの家事や
家のお手伝いに数日従事しました。
親としては良い経験だったなと思うけど、介護は突然来る!と実感した出来事でもありました。

それから3年 就活生となった娘

一度介護を経験した娘は、企業研究の際に子育てと介護の企業サポートをチェックしていました。
それは、彼女の中でどんな状況になっても仕事を辞めるという選択がないからなんです。

ライフワークバランスを考え自分キャリアを積み重ねていきたい人にとって選ばれる企業とは

子育てや介護という事態になっても仕事を続けていける企業 なんではないでしょうか。

若い方にも介護の知識は必要

*厚生労働省 介護休業制度特設サイトより 

本人から見て「祖父母」も対象に入っています。

2025年4月からの法改正では40歳になったら介護への発信をしていきましょうと改正となりましたが
我が家のように、短期間でも介護が必要となる若い世代も増えてくると感じています。

就活生もチェックしている介護制度。介護制度の社内整備は人材確保にも必要ですね。

投稿者プロフィール

安藤貴世
安藤貴世
産業ケアマネ1級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護福祉士
介護支援専門員
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 コンサルタント