アンペイドワーク

仕事と介護の両立の大切さを届けたい
産業ケアマネの岡田和子です(*^^*)

vol.45

今日のテーマは?

 

アンペイドワーク

 

3月8日は国際女性デー

多くの女性は、家庭を中心に考え、子育て、介護、家事など、いわゆる「アンペイドワーク」を担っています。

私自身、現在「仕事と介護の両立」をテーマに活動する産業ケアマネの支援者として、働くみなさまを応援しています。しかし、かつての私は「母だから、妻だから、子どもだから当たり前」と思い込み、ひとりで抱え込むことが多かったです。

『仕事をすることで社会とのつながりをもて、収入を得ることで、家庭内で重要な意思決定をする際に、自分の意見を伝えやすくなった』

そんな経験をした私は、育児がひと段落し、再び仕事ができるようになったとき、大きな喜びを感じました。

 

自分を100%とするなら、何%ずつ割り当てますか?

 

仕事、育児、介護、家庭、そして自分の時間。自分のキャパシティーを100%とするなら、あなたはどのように配分しますか?

自分100%=仕事○%+育児○%+介護○%+家庭○%+自分の時間○%

もしかして、どこかで「100%+100%+100%…」にしていませんか?

すべてを完璧に100%こなすことはできません。むしろ、完璧でないほうが助けを求めやすくなり、「ありがとう」「おかげさま」といった感謝の気持ちが生まれます。これにより、人間関係を良好にし、子育てや介護においても、相手の自立支援のきっかけにもなります。

ひとつポイントです。日々の自分に、ねぎらいの言葉をかけてあげてくださいね。

この気づきが早ければ早いほど、思い悩む時間は短くて済みます。

 

まわりを頼る勇気

 

私が「もう無理だ。周りを頼ろう」と気づいたのは、両親の遠距離介護が始まったときです。仕事と子育てを両立する中で、父の介護に続いて母の介護が必要になり、限界を感じました。そして同時に、「リスクを許容する」大切さにも気づきました。

ここに気づけない、あるいは気づきながらも行動に移せないと、家族内で亀裂が生じてしまうことがあります。

 

プレイヤーでありマネジャーでもあること

 

まわりを頼る勇気、あなたはありますか?

待つだけでは助けは来ません。やってほしいこと、お願いしたいことを自分から伝えましょう。このハードルは高く感じるかもしれませんが、まず全体を俯瞰してみてください。「どの部分を担ってもらえれば、全体がうまく回るか」を考え、プレイヤー兼マネジメントする意識を持つことです。

 

まとめ

 

人は出会い、対話、体験を通じて感情や思考が形成されます。そして、年齢に関係なく、こうしたプロセスを続けることで生活の質は向上していきます。

社会とつながることはとても大切です。仕事をすることで収入を得ながら社会とつながり、生き生きとした生活を送ることができます。

だからこそ、「仕事と育児・介護の両立」をして、みなさんが社会とのつながりを持ち続けられることを心より願っています。

 

【お知らせ】

2024年5月7日から毎週火曜日に『仕事と介護の両立支援に関する産業ケアマネから伝えたい想い』を中心にブログ配信をしてまいりましたが、産業ケアマネを紡ぐ会でのブログ配信は2025年3月25日vol.47で卒業いたします。お読みいただいたみなさま、お付き合いいただきありがとうございました。

お伝えしたいことは、他にもいろいろあります。

充電期間を設けて、再び個人ブログで配信いたします。

勝手いたしますが、引き続きよろしくお願いいたします。

 

産業ケアマネの岡田和子でした(*^^*)

 

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投稿者プロフィール

岡田 和子
岡田 和子
ケアマネジャーを紡ぐ会 大阪支部長
産業ケアマネ2級
主任ケアマネジャー
社会福祉士
メンタルヘルスマネジメント
ヨガセラピスト
THP心理相談員
ホームヘルパー2級 他
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