望む暮らしって?

産業ケアマネの岡田和子です^_^

大阪で活動しています

Vol.11

今回のテーマは??

 

望む暮らしって?

 

カイゴが必要になる前に
親の望む暮らし」を聴いたことありますか?

 

なかなか聴く機会もなくきた方も多いと思います

 

そう
家族であっても、元気なときにそこまで関心をもつこと少ないですよね

 

でも
カイゴが必要になったとき
途端に「望む暮らし」にスポットライトがあたります

そんなとき
親の望む暮らしについて語ることができますか?

 

場合によっては、過去をたどり

きっとこうだろう…

想像の世界から語ることもでてきます

 

それは本当に親の望む暮らしでしょうか?

 

よかれと思ったことが裏目に出る

 

遠方に住む子どもが
親のカイゴで呼び寄せたらダメですよ!

『親不孝介護』山中浩之著 川内潤著

 

 

そうだよね!!
と大きな声がでいっちゃいました^^

 

長年住んできた土地を離れる寂しさ、
喪失感、窮屈さを感じます

 

ひとりでも、ゆっくりながらもなんとかできるのに

できない

あぶない

と決めつけてしまう

それは誰のため?

 

14年前、わたしの母が手術のため3ヶ月入院をすることになったとき

母が
「お父さんがひとりだとタバコで火事になるんじゃないかと心配…」と
入院することに躊躇していました

これじゃ、治療に専念できない

母も気が気じゃないもんだから
脳梗塞を患っていた父を福岡から大阪に
呼び寄せました

 

しかし
3ヶ月の予定が、3週間で怒って帰ることになってしまいました

 

先日、わたしの友人にこの話をしてときに
あのおいちゃんがよく3週間もおったね ^^」
ごもっとな意見!よくぞ言ってくれた!!

わたしの父のことをよく知る友人の言葉に救われました

そう
父は100歩譲って大阪まできてくれたのです(*ノωノ)

 

窮屈な世界

 

ことの発端があったわけでもなく
今思えば窮屈だったんだと思います

夫も息子たちも気遣って接してくれていました

だけど
自由奔放な父には窮屈でしかなかった

 

結局、3週間で福岡に帰ることに・・・



怒って帰ったことに辛い反面、解放された気分でもありました

正直、わたしもしんどかった・・・

 

なんとかなる

 

帰ってからの父はというと?

ヘルパーさんに毎日入ってもらうようお願いして
父の望む暮らしをちゃんと叶えてくれて
快適に過ごせていました

なにも大阪に呼び寄せなくてもよかったんじゃない? 

母のためにとった行動は
父には嫌な思いとなってしまった

「カイゴの仕事をしているからなんとかなる」
そう思ってたことが裏目に出て
うまくできなかった自分にしばらくへこみました・・・

そこに父の気持ちなんて、そっちのけですよね(-"-)

 

カイゴの仕事をしている人こそ気をつけてほしい

 

カイゴは
「仕事」としてのかかわりと
「家族」としてのかかわりは
違う
ということ
身をもって感じました

 

家族にカイゴの仕事をしている人がいると
頼られる存在になります

でも
話を聴いたり、アドバイスをしたとしても
自分が抱え込まなくていいんです

程よい距離感でいく
これが大事です
(^_^)/

 

まとめ

 

親の望む暮らし

この機会に聴いてみませんか?

いざカイゴが必要になったときに
聴いててよかったと思うときがきます

カイゴはいろんなシチュエーションがでてきます

カイゴを受ける側のことばかり考えすぎて
自分の気持ちが置いてけぼりになってもいけません

 

まずは
あなたの生活を大事にして
仕事とカイゴのほどよいバランス

そして
親の望む暮らし
いっしょに考えていきましょう

 

最後までお読みいただきありがとうございました

産業ケアマネの
岡田和子でした^^

ekubolabo@gmail.com エクボラボ相談室

投稿者プロフィール

岡田 和子
岡田 和子
ケアマネジャーを紡ぐ会 大阪支部長
産業ケアマネ2級
主任ケアマネジャー
社会福祉士
メンタルヘルスマネジメント
ヨガセラピスト
THP心理相談員
ホームヘルパー2級 他
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