高齢者の生活の工夫

仕事と介護の両立支援の大切さ届けたい

産業ケアマネの岡田和子です(*^_^*)

vol.38

今回のテーマは?

 

高齢者の生活の工夫

 

私は普段ケアマネジャーをしており、
担当する高齢者の方のお宅へ訪問
しています。

先日訪問したお宅が、
座卓だったのが
テーブルと椅子に変っていました。

「立ち座りもしやすいし、
よかったですね」と伝えると、

「いや~、テーブルの上にあったものが
もうどこにあるかわからんのよ」
と言われて、ハッとしました。

私も20年前に、
実家を片づけて
親から言われたことがあったな~と。

 

テーブルがモノであふれている

 

実家に帰って、
昔だとテーブルの上には
何もなかったのに、
今はいろんなものが並んでいること
ありませんか?

うちの実家はそうでした。

子どもが小さい時に実家に帰って、
さぁ、みんなでごはんをたべよう
と思っても、テーブルにいろいろ置いてある。

「なんでこんなにここに置いてるのよ~
元の場所に仕舞おうよ」と
せっせと片づけていました。

でも、次に行ったときは、
また元の状態。

何がテーブルに並んでいるのか?

・ポット
・お茶の葉
・湯呑
・箸立て
・醤油
・酢
・調味料
・梅干し
・薬
・眼鏡
・メモ紙
・ペン

また片づけても、元に戻る。

 

単なるおせっかい

 

私がやっていることは、
単なるおせっかいになっているかも…
そう思えてきました。

若者の行動 VS
足が不自由な母と高齢の父の行動。

よいしょと立ってモノを取りに行くことが
面倒で億劫で仕方がない。
できれば、誰かにとってほしいけど…。

私が家にいる頃は、
「かっちゃん、ちょっとそれとって」と
よく言われていました。

そう思うと、
立って移動しなくてもいいように
テーブルにセッティングしておくように
したということなんですよね。

つまり、
誰かに手伝ってもらわなくても
自分でできるように工夫していると
いうこと。

そこで思いついたのが、
『お盆に小物たちをのせる』

どこかに仕舞うのではなく、
お盆の上で整理整頓するようにしました。

ばらけていた薬も小物入れにセット。

すると、
感謝の言葉をもらいましたね。

しかも、子どもたちと実家に行って
ごはんをいっしょに食べるときの
スペースの確保は簡単。

お盆に載せたものを別の場所に移動。

終わったら戻す。

発想の転換ですね!

 

誰かを頼らなくていい生活

 

誰かを頼らなくても、なんとか
自分でしようと、生活の工夫をする。

実家に帰って、これまでの環境と違うと
感じたら、なぜそうしたのか?
どうすると使いやすい環境となり、
整理整頓ができるのか、
いっしょに考えることをお勧めします。

私の失敗談からのご提案です。

 

まとめ

 

人は年老いていき、だんだんと
いろんなことが億劫になっていきます。

いつまでもテキパキと動けないですよね。

生活の工夫を認めてあげつつ、
使いやすい環境にすることは大切です。

親がいい老後を送れていると、
安心して仕事ができます。

みなさまがよい形で
仕事と介護の両立ができますように・・・

 

産業ケアマネの岡田和子でした(*^^*)

 

 

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投稿者プロフィール

岡田 和子
岡田 和子
ケアマネジャーを紡ぐ会 大阪支部長
産業ケアマネ2級
主任ケアマネジャー
社会福祉士
メンタルヘルスマネジメント
ヨガセラピスト
THP心理相談員
ホームヘルパー2級 他
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