産業ケアマネ1級養成講座 2日目
みなさん、おはようございます。
奈良市を中心にケアマネジャー・産業ケアマネとして活動しています、山﨑です。
本日は、先日開催しました
産業ケアマネ1級養成講座 Day3・Day4 について書きたいと思います。
Day3|ストレス・潜在意識と顕在意識
Day3では、前田が講師を務め、
ストレスの仕組みや潜在意識・顕在意識について講義を行いました。
ストレスを「気合いや性格の問題」で片づけるのではなく、
脳の働きや反応として理解する視点は、
産業ケアマネとして個別面談に臨むうえで欠かせない土台です。
理論として理解するだけでなく、
「現場でどう使うか」を意識した内容で、
講座生の皆さんがご自身の経験と重ねながら考えておられる様子が印象的でした。
ここからは、講義内容を踏まえたうえでの
私自身が日頃の個別面談で大切にしている視点です。
ストレスが強くかかっている方への面談では、
まず「何を伝えるか」よりも、
その人が今、どれくらいの負荷の中にいるのかを
共感をもって捉えることを大切にしています。
ストレスの負荷が高い状態では、
どんなに正しいアドバイスであっても、
本人にとっては“さらに背負わされるもの”になってしまうことがあります。
良かれと思って伝えた言葉が、
結果として負担だけを増やしてしまう——
これは、支援の現場では決して珍しいことではありません。
だからこそ、
今は整理や助言のタイミングなのか、
それともまず「受け止める時間」が必要なのか。
ストレスの仕組みを知ることは、
アドバイスを急がない判断をするための知識でもあると感じています。
Day4|傾聴を、面談の力に変える
Day4では、「傾聴」をテーマに、
支援の場面でどう活かすかを中心に進めました。
傾聴は技術というよりも、姿勢。
相手の言葉を評価せず、急がせず、
背景や感情を想像しながら聴くことが、信頼関係の出発点になります。
「話してよかった」
「少し気持ちが軽くなった」
そう感じてもらえる時間をつくれるかどうかが、
その後の支援の進み方を大きく左右します。
支援者として、自分を整える宿題
Day3・Day4の最後には、
・自身のプロフィール作成
・Zoomでの模擬面談練習
を宿題としてお願いしました。
自分の在り方を言葉にし、
面談を振り返りながら気づきを得る。
地味ですが、
産業ケアマネとして活動を続けるうえで、
確実に力になる積み重ねです。
焦らず、急がず、
まずは相手の今に寄り添う。
この基本を大切にしながら、
次回の講座へとつなげていきたいと思います。

それでは、
今日も素敵な一日になりますように。
投稿者プロフィール

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介護現場18年
株式会社介護屋山﨑 代表取締役
奈良県介護支援専門員法定研修講師
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
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