2026年の両立計画①2025年の仕事と介護を振り返るチェックリスト

兵庫県で活動している 産業ケアマネの 片岡です。

年末が近づくと、仕事も家庭もあわただしくなり、「今年の仕事や家庭との両立、よく頑張ったな」と振り返る余裕がなくなりがちです。
でも、実は年末の今こそ、“両立のつまずきポイント”を整理するベストタイミング!

少し立ち止まれるこの時期に、1年を振り返ってみませんか?

なぜいま振り返ると効果が高いのか?

年末は、仕事の区切り・家族との関わり・生活リズムの変化が重なる時期。
だからこそ、「仕事と介護の負担がどこにあったのか?」を客観的に見つめやすいタイミングです。

「大変だった」と感情だけが残ったままだと、翌年も同じパターンを繰り返しやすくなります。
その前に、“具体的に何がつまずきだったのか”を明らかにしておくことが、両立の第一歩です。

今年の状況を棚卸ししてみよう

次の4つの視点で、チェックリストを作ってみました。
気軽な気持ちで、早速チェックしてみましょう!!

① 介護の負担

□ 想定外に増えたサポートは?
□ 日常でしんどかった作業や時間帯は?
□ 家族間で偏りはなかった?

② 家族のコミュニケーション

□ 連絡が滞った場面は?
□ 役割が曖昧になった時期は?
□ 誰に負担が集中していた?

③ 仕事への影響

□ 仕事の調整で困った出来事は?
□ 上司や職場に伝えにくかった点は?
□ 心身の疲れは仕事に影響していた?

④ 自分自身の心と体

□ “ギリギリだった時期”はいつ?
□ その時、どんな助けがほしかった?
□ 来年はどんなサポートがあれば安心?

この4つを振り返るだけで、今年の“つまずきの正体”が自然と見えてきます。

見つけた課題=来年の改善ポイント

例えば、

「平日の夜に介護が集中してつらかった」
→ 介護サービスの変更や利用時間帯の見直しで改善するかもしれません。

「家族と連絡がうまく回らなかった」
→ 来年の役割分担を年初に決めるだけで、一気にラクになることも。

「仕事に影響が出て申し訳なかった」
→ 企業の制度や産業ケアマネなど、“職場側の味方”を使う余地があるかも?

つまずきを言語化するほど、来年の対策は明確になります。
これは支援者として私が大切にしている視点でもあります。

小さな気づきが来年の大きな安心につながる

振り返りは、課題を探す作業ではなく「来年の行動を迷わないための準備」です。

年末の今、数分間だけ立ち止まって今年の手応えと課題を整理してみてください。
その小さな時間が、2026年を大きく支えてくれます!

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
社内セミナーや社内実態調査、介護に直面する従業員への個別面談などを通じて仕事と介護の両立を支援
社会問題「介護離職」の防止につなげます。
企業代表者様、人事担当者様、お気軽にお問い合わせください!

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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設