帰省前に考えたい「わたしと家族と仕事」のこと④家族で話したことを、仕事にもつなげてみよう

兵庫県で活動している 産業ケアマネの 片岡です。

年末年始に家族で親のことを話すと、「いざという時、自分はどう動けるかな」と考えるきっかけにもなります。
実はその“気づき”こそが、仕事との両立を考える第一歩。

今すぐ職場に状況を伝える必要はなくても、自分の働き方や制度を少し見直すことで、
仕事と介護のバランスを取る準備が静かに始まります。

コツ① 社内制度を“自分ごと”として見てみる

介護休暇や時短勤務などの制度も、「自分が使うかもしれない」という前提で見てみると、これまでよりも具体的にイメージできるようになります。

たとえば、
・どんな時に使えるのか
・申請にはどのくらい時間がかかるのか
・上司や人事に相談するときの流れはどうか

こうした情報を“今のうちに知っておく”ことで、いざという時に焦らずに動く力になります。
知識の準備は、心の準備にもつながります。

コツ② 職場の中に“ヒント”を見つける

もし、両立しながら働いている同僚や先輩がいれば、思い切って話を聞いてみるのもおすすめです。

・どうやって時間をやりくりしているのか
・どんなサポートが役立ったか
・職場の誰とどんな調整をしたか
・周囲への伝え方で工夫したこと

身近な体験談ほど、自分の働き方を考える現実的なヒントになります。
そして、同じ職場だからこそ、使える制度や環境も共通していて参考になります。

コツ③ 自分の「仕事と暮らしの理想」を描いてみる

家族との話し合いを通して、「どんなふうに関わりたいか」「どんな生活を大切にしたいか」が少し見えてきたら、それを“仕事のあり方”ともつなげて考えてみましょう。

・この仕事を続けながら、どう支えたいか
・働く時間や場所は、どうあってほしいか
・周囲に頼るとしたら、どんな形がいいか

“理想の両立スタイル”を描いておくことで、必要な制度やサポートが見えてきます。
これは、介護が始まってから自分を守る大きな力になります。

家族の話し合いが、働く自分を支えるきっかけに

介護の準備は、特別なことを始めることではありません。
家族との会話の中で生まれた気づきを、自分の働き方や制度理解につなげておくこと。

その積み重ねが、「いざという時にも自分らしく働ける力」になります。

年末年始のこのタイミングで、家庭と仕事、どちらも大切にするための“静かな備え”を始めてみませんか。

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
社内セミナーや社内実態調査、介護に直面する従業員への個別面談などを通じて仕事と介護の両立を支援
社会問題「介護離職」の防止につなげます。
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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設