産業ケアマネ試験日

9月23日、秋分の日は
産業ケアマネ試験の日

実はこの9月というのは
私たちケアマネージャー紡ぐ会にとっては
特別な月なのです

9月12日は紡ぐ会創立記念日
今年で11周年を迎えました

今日はそのあたりも踏まえて
ケアマネージャー紡ぐ会の話をしていきたいと思います

産業ケアマネ試験とケアマネージャー紡ぐ会の歩み

9月23日は毎年
ケアマネージャー紡ぐ会主催で
産業ケアマネの試験を開催します

今年は北海道、仙台、熊本が新たに加わり
全国9会場で実施されます

すべての会場にケアマネージャー紡ぐ会の幹部が
責任者として入り
現地のボランティアで、地元の産業ケアマネが
運営を手伝ってくれます

産業ケアマネによる
産業ケアマネのための
産業ケアマネ試験

本当に素晴らしい体制になってきたなと感じます

今年は全国で340人が受験
そのうち愛知会場には57人が受験
これは過去最高です

年々受験者が増えているのは
仕事と介護の両立への関心が高まっている証拠
そして産業ケアマネの知名度が上がっていることを
物語っていますね

本当に喜ばしいことであり
感謝の思いでいっぱいです

第1回試験は2020年

産業ケアマネ試験が初めて行われたのは
2020年の秋分の日でした

このときは全国で30人ほどが受験し
会場は東京、名古屋、大阪の3会場

この時にわたしも受験し
千葉支部長の佐藤寛子さんも
進会長も、そして宮﨑前会長も
この第1回の試験を受けました

幹部のみんなが受けて
実際に産業ケアマネ3級の資格を取ったんですね

ここからすべてが始まったんです

試験は年に2回やろうということで
秋分の日と春分の日が定められました

ちなみに2級試験は
建国記念日の2月11日に開催することになっています

この決まりは今も続き
毎年の恒例行事になりました

ケアマネージャー紡ぐ会の創立と広がり

9月12日はケアマネージャー紡ぐ会の
創立記念日

この日は宮﨑前会長の奥様の誕生日なんです
会長が忘れないようにという理由から
奥様の誕生日を創立記念日にしたというわけです

ケアマネージャー紡ぐ会はもともと
宮崎さんと事務局長の太田さん
この二人が居酒屋で盛り上がったことから始まりました

宮崎さんが
「ケアマネージャーがストレスをためずに仕事をする」
ことをテーマにしたセミナーを作り
そこから二人で全国を回って
仲間を増やしていきました


私が宮崎さんと出会ったのは
創立から1年後
名古屋での研修でした

ファックスDMが事業所に届き、そこには
「ケアマネージャーの書類を減らす方法を教えます」
と書かれていて、興味を惹かれ参加を決めました

1万5千円の講座で
宮﨑さんが5時間以上立ったまま
マイクなしで話し続け
その後ろに太田さんがいて

この人(宮﨑さん)の考え方おもしろいなぁ、と
目からうろこだったのが
最初の出会いでした

そこから宮﨑さんたちは
東京のケアマネージャーたちを連れて
一年間、毎月名古屋でのセミナーを開催し
懇親会を開いてそこから仲間づくりが始まり
愛知支部の立ち上げにつながっていったのです
現愛知支部長の田端さんと出会ったのもこの頃です

地道な活動と仲間の力

今や会員は4945人(9月25日現在)
その背景には地道な活動があります

産業ケアマネ試験の普及を支えた
千葉支部長の佐藤寛子さん
会長の進絵美さん
そして前会長の宮﨑さん
みなさんが決めたことをコツコツ続けてきたからこそ
今の形があります

(ケアマネージャーの仕事も同じです
毎月のモニタリング、記録、担当者会議、ケアプラン作成
どれも地味な積み重ねですが
これができる人はケアマネージャーとして成功しますし

書類をためてしまい
ストレスにより燃え尽きる人は
長く続けることが難しい仕事
ケアマネージャーの仕事のもう一つの側面です)

一見華やかに見えるケアマネージャーを紡ぐ会の活動の裏には
こうしたコツコツの積み重ねがあります

広がる産業ケアマネの役割

成功するケアマネージャーが当たり前にやる
仕事をコツコツやるということ

それが今日の
産業ケアマネの試験に繋がっているのではないかと
思っています

会場は東京、名古屋、大阪
福岡、富山、沖縄
そして今回からは新たに
北海道、宮城、熊本が加わり

全国9カ所の会場で
ケアマネージャー紡ぐ会の幹部と
産業ケアマネのボランティアが参加してくれている

この好循環を作りだせていることも
この会の強みではないかなと思います

現在、産業ケアマネの資格取得者は1190人
今回の試験合格者を含めればさらに増えるでしょう

産業ケアマネは仕事と介護の両立を支援する専門職
企業でのコンサルティングや
地域での啓発活動を通じて
介護離職やワーキングケアラーという
大きな社会課題に向き合っています

全国で毎年10万人が介護離職し
ワーキングケアラーは300万人を超えると言われています

この社会課題を解決するために
産業ケアマネが
社会に必要とされる存在になっているのです

今日試験を受けられた皆さんが
力を存分に発揮できるように
私たちも全力でサポートします

どうか安心して挑み
合格を勝ち取ってください

皆さんの努力が社会を変える大きな一歩になることを
心から願っています

コツコツ積み重ねてきた努力は必ず力になる

今日挑む皆さんの勇気が
未来の介護と仕事の両立を支える礎となります

全員合格を心からお祈りしています

投稿者プロフィール

前田 れいこ
前田 れいこ企業と産業ケアマネを紡ぐ会 代表
岡崎市議会議員
株式会社わがんせ 代表取締役
・単独型居宅介護支援事業所あすなろケアプラン(岡崎市)
・単独型居宅介護支援事業所つむぐ支援センター(名古屋市)
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 副会長
共著「介護職よ、地方議員を目指せ!」出版
前田れいこ公式ブログ
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