心理的安全性と仕事と介護の両立支援③ 社内実態調査とセミナーの力

兵庫県で活動している 産業ケアマネの 片岡です。

社員が仕事と介護の両立について声を上げやすくなるためには、相談窓口や個別面談だけでなく、職場全体の文化や理解を育む仕組みも重要です。

ここで有効なのが、社内実態調査(両立アンケート)と社内セミナーです。

社内実態調査(両立アンケート)の効果

アンケートを通して社員の状況やニーズを把握することは、単なるデータ収集ではありません。

  • 「会社がここまで考えてくれているんだ」という信頼感を社員に届ける
  • 個々の声を受け止めることで、介護を抱える社員が孤立せずに相談しやすくなる

アンケート結果をもとに制度やサポートの改善を行えば、社員は「声を上げても受け止めてもらえる」という安心感を持つことができます。

社内セミナーの効果

社内セミナーは、当事者だけでなく非当事者も含めて、社員全体が「自分ごと」として介護や両立を考える機会になります。

  • 当事者は自分の状況を整理して伝える力ひとりで抱え込まないという視点を得られる
  • 非当事者は当事者の状況を理解し、協力の意識が高まる

こうした相互理解の機会を設けることで、職場に自然と共感や協力の空気が生まれます。

チーム全体に広がる心理的安全性

アンケートやセミナーを通じて育まれるのは、単なる知識や制度理解ではありません。
社員一人ひとりが「話しても大丈夫」「助け合える」という安心感を持つことが、職場全体の心理的安全性を高めるのです。

結果として、共感・理解・協力がチーム全体に広がり、介護を抱える社員もそうでない社員も働きやすい環境がつくられます。

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
社内セミナーや社内実態調査、介護に直面する従業員への個別面談などを通じて仕事と介護の両立を支援
社会問題「介護離職」の防止につなげます。
企業代表者様、人事担当者様、お気軽にお問い合わせください!

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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設