私の職場

愛知県一宮市の産業ケアマネ  浅井貞美です
仕事と介護の両立支援に取り組んでいます

仕事との両立が困難だと感じたり
仕事を辞めた方が良いのか悩む理由は
さまざまです

子育て 
親などの身内の介護
自身の病気の治療 など

今回は
私がケアマネジャーとして働く

愛知県一宮市の
ふくじゅ くおん の
お話をします

事務所に1歳の男の子がいます

8月から産休あけのケアマネさん
子供連れで出勤しています



じいじやばあばに甘えてくれるので
かわいくて仕方がありません

また 訪問に同行することもあります
   

ご家族から、最近言葉も少なくなり
表情も乏しくなって……と聞いていた  Kさん

にっこにこ
「だっこしていい?」と自分から
おいでおいでをしてくださいました

事務所への営業さん
お客さん

今までは、決まったご挨拶と
チラシの配布だった方たちが

10分滞在
長い方は30分 子供の相手をしてくれています

なにより 
職員が癒されている

訪問介護事業所や
通所介護事業所が併設されており

夏休みには
みんな子供連れで出勤

ほかの職員が宿題をみている状況は
あたりまえの光景です

トイプードルもいます

今年の夏は 暑かった
家にペットを残して出勤するのも
心配なものです

ペットの見守りカメラを設置したり
訪問途中で自宅に立ち寄ったり
ペットちゃんのママたちも
子育て中のママと同じ

    

トイプードルのシェリーちゃんは
うちの事務所の看板娘です
シェリーちゃんもママと一緒に出勤します

介護の場合

今までの例では
子供やペットと同じように
一緒に出勤することもあります

また、出勤と同時にデイサービスに送り
帰る時間にお迎えや
退勤時間まで、すこし待たなくてはいけない場合には
事務所でお茶を飲んで待っていてもらうことも
ありました

徘徊傾向のあるお母さんは
訪問介護の訪問頻度は限りがありますが
みんなでみまもり
みんなでさがします

仕事中の娘さんに
お母さんがお電話しなくても
他の人が対応できるように
ケアマネ事務所に電話をかける練習を
ヘルパーさんとしています

わざわざ両立支援の取り組みはしていない

私が入職する ずっと前から
ふくじゅは このスタイルです

デイサービスのスタッフさんが
子供をおんぶして
ご飯を作っていました
トイレ介助もしています

おんぶをしているのは
ママ?

いいえ
交代で他の人がおんぶしています

普段は
拒否や頑固な状況で
手を焼いているおばあさんも
男性スタッフに声をかけられ
ご飯もお風呂もスムーズです

家で介護をしながら働く職員さんの
ご苦労が理解できたり
逆に
家では見たことのない表情などを
ご家族がみることもあります

ふくじゅでは
産業ケアマネとしては
残念ながら
両立支援プログラムが不要です

「連れてこれば いいじゃん」

子供も ワンちゃんも
おじいさんやおばあさん
みんな 普通に事務所の中にいます

営業の方やお客さんが
びっくりされるということは
珍しい環境なのでしょう

職場の風土作りなどと言っていますが
気軽に
「私がみていてあげるよ」と
いってもらえる環境があれば
状況の変化があっても
周りの人も変化を知ってくれている
理解してくれているから 状況の理解ができる

職種などにより
ふくじゅのようなわけにはいかない
事業場も もちろんたくさんあると思います

ただ、今回、私が働く職場をご紹介することで
思い込みを払拭していただけたら
幸いです

介護やご自身の病気などの事情を話せず
両立に悩んでいる方
全国に産業ケアマネがいます

ご相談できる場所があることを知ってください



                    

投稿者プロフィール

浅井貞美
浅井貞美
株式会社ビーメディカルにおいて産業ケアマネとして活動中。
看護師歴 10年
大学病院、内科・整形外科クリニックなど
ケアマネジャー歴 17年
居宅介護支援事業所管理者14年
主任介護支援専門員
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 0期卒業生
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