2026年の両立計画③「無理なく続ける」を目指す1年プラン

兵庫県で活動している 産業ケアマネの 片岡です。

新しい年を迎えると、「今年こそ、仕事と介護の両立を落ち着いて進めたい」と思う方も多いでしょう。
そのために必要なのは、気合いや根性ではなく、1年の流れを見通す視点です。

介護は突発的に見えて、実は季節ごとに起こりやすい変化があります。
そして、備え方にも“年間のリズム”があります。
今回は、2026年を無理なく進めるための1年プランを考える視点をまとめてみました!

① 季節ごとに変わる「介護リスク」を押さえる

介護の負担は、季節によって特徴があります。
1年をざっくり3つの時期に分けて見てみましょう。

● 春(3〜5月):生活リズムの変動期
体調が揺らぎやすく、環境の変化に弱い時期です。
新年度の通院スケジュールやサービスの見直しが必要になることも。

● 夏(6〜9月):体力消耗・脱水・食欲低下
家族や介護サービスの訪問頻度を増やしたり、見守りが必要になったり、いつもより気にかけることが増える季節。

● 秋冬(10〜2月):体調悪化・転倒・入院リスクが上昇
インフルエンザ・肺炎・低栄養など、冬は介護負担が一気に増えることも。

季節ごとの傾向を知っておくと、「準備が遅れて慌てる」を防ぐ助けになります。

② 介護保険は“点”ではなく“線”で使う

多くの方が「困ったらサービスを使う」という“点の使い方”をしてしまっています。
しかし本当に楽になるのは、1年を通して“線で使う”視点をもつこと。

・春 → ケアプランの方向性確認
・夏 → 訪問回数の増減や家族負担の調整
・秋冬 → 体調悪化に備えたサービス準備
・年末 → 来年に向けた計画

このように、年間を通して“揺らぎに合わせて調整”することで、心構えができ、いざという時に落ち着いて対応することができます。

③ 職場に「味方」を増やすコミュニケーションを

両立がうまくいく人ほど、職場に早めに共有し、巻き込むのが上手です。

具体的には、
・年明けに「現在の状況」や今後の見通しを上司に簡単に共有する
・変化があったら“早めに一言”伝える
・必要なら制度の活用を相談する
・チームで協力しやすい環境づくりを意識する

これは決して迷惑をかける行動ではなく、仕事の滞りを防ぐための“リスク共有”です。

④ 産業ケアマネを活用することで叶うこと

そして、もうひとつの強力な選択肢が、産業ケアマネの活用です!

産業ケアマネは、
・介護保険の専門知識
・家族の状況把握
・職場調整の理解
この3つを同時に扱える“仕事と介護の両立支援の専門家”。

1人ですべて背負わず、「どう動けば無理なく続けられるか」を一緒に考える伴走者になります。

2026年は、職場と家庭の間に橋をかける存在を味方につけてください。

無理なく続ける1年は、準備から始まる

両立は、完璧を目指す必要はありません。
必要なのは、“1年の見通し”と“味方を増やすこと”

季節ごとの備え方、介護保険の活かし方、職場との連携、そして産業ケアマネという仕事と介護の両立を支える力
この4つを押さえるだけで、2026年は“振り回されない1年”にぐっと近づきます。

あなたが安心して働き続けられる年になりますように。

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
社内セミナーや社内実態調査、介護に直面する従業員への個別面談などを通じて仕事と介護の両立を支援
社会問題「介護離職」の防止につなげます。
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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設