離職対応で眠れなかった夜と、介護離職を防ぎたい今の私

兵庫県で活動している 産業ケアマネ 片岡です。

産業ケアマネとして活動したい私。
そのストーリーを振り返る機会がありました。
改めて、そこで思い出したことや振り返ったことを今日は書いてみたいと思います!

管理職時代に感じた「離職の重さ」

介護業界って、離職率が高いと言われます。
私も法人に在籍していた当時、エリアマネジャーとしてその現実に何度も頭を抱えてきました。

・人員不足で疲れ切ってしまう職員
・法定人員を割るかもしれない、報酬が減算されるかもしれない…というプレッシャー
・急な退職でかかる採用コストと、業績ダメージ

利益が出ても、高額な採用費用で消えてしまう。
少ない応募や高い紹介手数料を払ってやっと採用できても、その人が続けてくれるかは分からない。
そんな綱渡りのような採用活動で、夜も眠れない日だってありました。

もしこの離職対応の負担がなかったら、きっともっと、管理職の仕事にやりがいを感じられていたと思います。

「介護離職」という課題を知る

そんな時に知った「介護離職」という言葉と「産業ケアマネ」という役割

介護を理由に、本当は辞めたくないのに仕事を辞めざるを得ない人がいる。
しかもこれからの高齢社会では、ますます増えていくとのこと。
そんな中、産業ケアマネは職場の中で介護の相談や調整をサポートし、介護離職を防ぐ役割を担います。

もし産業ケアマネが企業に仕組化されれば、辞めなくて済む人がたくさんいるはずだ!と、産業ケアマネの役割についてすぐに確信しました。

実際にあったこと

「親の介護で迷惑をかけるから辞めます」と申し出を受けたことがあります。
でも、その人の働き方の調整親の介護の調整、両方をサポートすることで、仕事を続けてもらうことができました。

サポート後も、その方たちからは日々こんな相談がありました。

「ウチの母親、今こんな感じなんですけど、どう思います?」
「父のケアマネさんに、なんて言ったらいいですかね?」

介護を抱えて暮らすことは、やっぱり仕事にも影響します。
でも、こうやって気軽に話せる環境が職場にあることで、続けられた人もいたんじゃないかな、と思います。

「働き方の調整」と「親の介護の調整」。
どちらか一方だけでは介護離職を防ぐことは難しかったかもしれません。
これらに対応できたのは、私が介護の視点を持って組織の役割を果たしていたからだと思います。

防げる離職がある

将来の夢や、自分のやりたいことのための退職は応援したい。

でも、「望まない介護離職」は防ぎたい。
辞めたくないのに辞める――それは、企業にとっても従業員にとっても悲しいことです。

介護の視点でのサポートを職場の中に仕組みとして作れば、介護離職の波は防げます。

産業ケアマネの導入で、企業も従業員もハッピーになれる

管理職時代に離職対応で苦労した経験が、私の原動力。
辞めたくない人が辞めずに済む職場を増やしたい。
それが、私が産業ケアマネとして活動したい理由です。

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
社内セミナーや社内実態調査、介護に直面する従業員への個別面談などを通じて仕事と介護の両立を支援
社会問題「介護離職」の防止につなげます。
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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設