親の介護〜不安をチャンスに〜
こんにちは!産業ケアマネの辻です。
私は毎週土曜日、働き盛りの世代に向けて「親の介護」についてお伝えしています。
今回は、いつかはやってくる「親の老い」
その現実を受け止めて、これからのことを考える機会について書かせて頂きました。
親の老いを目の当たりにして
帰省して久しぶりに親に会って
「年取ったなあ」て感じることありませんか。
特に後ろ姿。
母親、こんな歩き方してたかな。随分腰が曲がってるな。足元がおぼつかない。
改めて歳を数えてみて、70代後半、、、、そりゃそうかもしれないな
自分も歳を重ねた分。親も歳を重ね老いていくと実感します。
母親は、帰省すればいつもたくさんご馳走作って待っていてくれた。しかし、今年は台所でゴソゴソしているが一向に料理が出てこない。
台所に手伝いに行くと、洗い物がシンクに置きっぱなし、冷蔵庫には賞味期限切れの食材が大量に残されている。
老いてしまったので仕方がない、、、
とそこで終わってしまう話ではないですよね。
これからもずっと母親は一人暮らしを続けらるのだろうか
不安をチャンスに?
ずっと元気だと思っていた親が、年老いてだんだんできないことが増えていく。
この現実を知った時、子どもは不安になりますよね。
いつか介護が始まるかもしれない。
この不安
今後の人生設計を考える、良いチャンスかもしれないのです。
チャンス?
何のチャンスかとうと、これからの自分と親との関わり方、そして自分のこれからの人生を考える絶好の機会ということです。
なかなか普段立ち止まって考えることってないですよね。
特に、親との関係について
もちろん、大人になって親から自立して、仕事をして、家庭を持って
もう親はたまに帰れる故郷でしかなくなる
そんなふうに考えている人が多いと思います。
ただ、親は歳を重ねて、いつか誰かの手助けが必要になることがあるのです。
子どもとしては、そうなった時、放っておくわけにはいかないですよね。
小さな覚悟
親が年老いていく現実を目の当たりにした時
少しだけ立ち止まって、これからの人生を考えてみませんか。
もしも親に介護が始まった時、自分はどうしていくべきか
仕事はどうするのか
同居を考えるのか
遠方でも介護ができる体制が取れるのか
経済的な援助を考えるのか
さまざまな選択肢があると思います。
そして、親の意向を聞いてみることが必要ですよね。
他に兄弟や家族がいる場合は、彼らの意見も聞いておく必要ありますよね。
まだまだ小さくていいと思いますが
覚悟が必要かと思います。
親とのこれからの関わりを考えた時に湧き上がる不安を、
これからの人生設計を考えるチャンスとして捉えるという
覚悟です。
そして、この覚悟を、できるだけ早い段階にできれば
いざ親に介護が始まった際に慌てなくて済むと思います。
日々の生活の中でほんの少し立ち止まって、
親との関係を考えてみる
これは小さな覚悟の一つです。
皆さんもぜひ一度立ち止まって、歩いている親の後ろ姿を見てみてください。
私は産業ケアマネとして、企業の経営者及び人事担当の方々、そして一般の方を対象に介護セミナーを行っています。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
投稿者プロフィール

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産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 1期卒業生
ケアマネージャー歴 10年
社会福祉士
介護福祉士
保育士
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