親が「元気」な時にこそ会いにいきましょう

お盆休みいかがお過ごしでしょうか

9連休中の方もいらっしゃるようですが………

私は、今日も酷暑の中 通常勤務でした
市内は車も少なく 静かです


お盆休みということで
久しぶりに帰省されている方も
多いのではないでしょうか

お正月
ゴールデンウィーク
お盆

それぞれ 3日間帰省するとしても
1年で 9日間

多いと感じるか少ないと感じるかは
人それぞれですが

少し私の話をします

私の里帰りの場合

現在、私の親は岐阜市に住んでいます
昨年の春に父が亡くなり、今は母が1人暮らしです

一宮市から車で40-50分で行くことができるため
帰省と言っても いつも日帰りでした

昨年
父の葬儀のために
何十年ぶりに実家に泊まった時

母が言いました

「泊まっていくのは、何年ぶりだろう。
 お父さんがいたら、喜んだだろうに」

父は、17年透析をしており、その間も
ペースメーカーの埋め込み術、前立腺がんなど
自分で病気のデパートと言いながらも
友人とでかけたり
岐阜の障害者団体の役員を務めるなど
比較的 元気に暮らしていると
私は思っていました


病状が悪化して
入退院を繰り返すようになり

私が
実家に行く頻度は 少し増えましたが
泊まったことはありません


父が元気な時に

一緒に旅行に行ったり
実家に泊まって ゆっくり話をすれば
良かった

病気や身体が不自由になった時に
実家に帰る頻度は増えるけれど

それは
必要に迫られた 役目としての訪問でした

元気にしているなら
大丈夫だね
こっちも忙しいし
また 今度行くわ

こんな感じで
父が元気な時には、1年に日帰りで3回くらいしか
会っていませんでした

そういえば 毎回
「もう帰るか」と言っていた

泊まって欲しかったかな

今になって思うこと

父が亡くなって 思います

元気な時に
たくさん家族の時間を楽しむべき
だと

そんな楽しい時間の中で

親の大事にしていることや価値観

どんな人生を送ってきたのか

聞いておくことができると

良いと思います

私が生まれてから結婚するまで
両親と暮らした時代は

自分が若すぎて

そして両親も若く
人生を語るなんていう機会はありませんでした

親の介護が始まった時に

ご両親の価値観や大事にしていることを理解して

介護を考えた時

父だったら、母だったら
何を優先するだろう 
どう言うだろう

ご本人を尊重した選択ができるようになります

帰省中にチェック

久しぶりの帰省で

あれ?と思うことがないでしょうか。

・いつも片付いていた部屋に物が乱雑に置かれている
・冷蔵庫の中に同じ食品がいくつも入っている
・調理をしていないみたいだ
・役所関係の書類などが放置されている

他にも、今までの父や母と
何か 違う気がする

話しをしていると、普通
体調も悪くないようだ
えらいけど、まだまだ自分でできると言うし
まあ 大丈夫かな

ひょっとしたら
サポートが必要になってきているサインかもしれません

もう少し、日常の生活について
様子を細かく聞いてみてください

早期発見・早期対応

少しのサポートがあれば
今の生活を続けることができる

あれ?っと思った直感を大事にしましょう

先送りにしてしまうことで

状態の悪化を招いてしまうかもしれません

離れて住む親の介護に悩んだり
仕事と介護の両立に悩んでいる方

ご相談はこちらまで
s_asai@bmedical.co.jp









投稿者プロフィール

浅井貞美
浅井貞美
株式会社ビーメディカルにおいて産業ケアマネとして活動中。
看護師歴 10年
大学病院、内科・整形外科クリニックなど
ケアマネジャー歴 17年
居宅介護支援事業所管理者14年
主任介護支援専門員
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 0期卒業生
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