相談支援があるから制度が活きる①抱え込まない仕組みづくりに相談支援を活用しよう

兵庫県で活動している 産業ケアマネの 片岡です。

制度は整っていても、利用が進まない。そんなことはありませんか?

例えば、制度の説明をして「はい、あとは自分で動いてください」となると、当事者は結局すべてを抱え込んでしまいます。

制度を理解して、選んで、申請して、家族と調整して……。
これを一人でやろうとすると、途方に暮れる人も少なくありません。
結局、「理解する余裕ない」「手続きが進まない」となり、制度の利用を放棄する。
これ、めちゃくちゃ残念でもったいないと思いませんか?

「一緒に考える」存在がいる安心感

相談支援の価値は、制度の“ガイドブック”を渡すだけではなく、
「今の状況なら、まずはここから動きましょう」
「選択肢はいくつかあるので、一緒に考えていきましょう」
と伴走することにあります。

そうすると「全部自分で調べて、把握して、決めなきゃ」というプレッシャーから解放され、気持ちがラクになっていきます。

抱え込むことが生む悪循環

相談支援がないとどうなるでしょう。

例えば、最初に制度の使い方を一人で悩み続けると、行動が遅れて介護の負担が増していきます。
負担が増すと仕事にも支障が出る。
支障が出ると職場でも孤立しやすくなる…。
こうした悪循環に陥ることも少なくありません。

例えば、「介護休業は93日あります」というガイダンスだけだとどうでしょう。

平均5年続くと言われている介護生活。
「3か月休んだら介護が終わるの?」と受け取ってしまう方もいます。
「どうせ解決できない」「使っても意味がない」と思い込み、制度を活用せず一人で抱え込んでしまうことにもつながりかねません。

産業ケアマネであれば「介護休業は介護サービスを調整するために利用してはどうですか?」「育児休業のように、介護に専念するためのものじゃないんですよ」というお話がでできます。
と同時に、介護を抱えている家族の事例を交えた利用例をお伝えすると、一気に利用イメージが湧いてきて、制度を活用できることにつながるのです。

抱え込まない仕組みをつくるために

だからこそ必要なのが「相談支援」という仕組み。
制度の知識を活かしながらも、利用者が孤立せずに判断・行動できる環境を整えることが、仕事と介護の両立には欠かせません。

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設