本質的な仕事と介護の両立支援とは

こんにちは
企業と従業員の未来を守る両立支援コンサルタント
産業ケアマネ の 金原洋子 です


最近、
産業ケアマネとして ご相談を受ける中で
仕事と介護の両立だけではない
複合的な家庭の問題を抱える方が多いと感じてます


例えば

Aさん
親の介護が始まろうとしているタイミングで
Aさん自身の配偶者が入院

手術後、体調は落ち着いてきたものの
精神的に不安定な状況から問題が起き
入院先の病院から連絡が入ります

Aさんは、仕事を早退し病院へ向かいます
病院での療養が続けられるよう
Aさんは配偶者を落ち着かせます

翌日から 毎日のように
配偶者自身から
また 病院からも
連絡が入り
そのたびに Aさんは病院へ駆けつけます

最初のうちは
「お大事に」と送り出してくれていた
職場の上司や同僚、部下も
徐々に「またですか」という雰囲気になってきます

Aさん自身も
職場に迷惑をかけていることへの
罪悪感、嫌悪感が増し、つらい思いを抱えていました

それでも
「自分が行くしかない」
という一心で
病院と職場を行き来する毎日を送っていました

病院に行った後
職場に戻り、遅くまで仕事をし、
休日も返上して
看病と仕事を続けていました

そんな状況で
物忘れの症状が出始めている親から
「今度、いつ病院に行くのだった?」
「孫は元気か?」
「雪が降ってるけどそっちは大丈夫?」と
電話やラインが入ります

普段なら何気ない会話が
今のAさんには…
とてもじゃない
穏やかに 親と会話なんかできません

どうしても いらだってしまいます

そんな自分に嫌気がさし
親を避けるようになってしまったと
落ち込んでしまいます

そんな精神状態で
夜も、休日も仕事をして
効率が下がるのは当たり前ですよね

仕事を休んで看病・介護に専念すれば解決する?

ある日、職場の上司から
「Aさんが毎日行かなければならないの?」
と聞かれたそうです

Aさんは、職場への後ろめたさもあり
「責められている」と感じたそうです

上司からしてみれば
一人で抱え込んでいるAさんに
周りに助けを求めることを助言したかったのかもしれません

職場の上司や人事担当の人に
Aさんは、配偶者の看護のこと、親の介護のことを
詳しくは話していない(または話せない)状況で…

介護休業制度の説明を受け、制度利用の意向を聞かれます
(4月から、介護に直面した旨申し出た従業員に、制度の個別周知と意向確認が企業に義務付けられます)

家族の看護や介護の状況をしっかり伝え
相談したうえで選択できることが望ましいですよね

仕事と介護の両立支援制度を活用して
一定期間休業する

それは一つの選択肢になるでしょう

では、その休業中に
Aさんは 配偶者の看病と親の介護に専念すれば
仕事と家族の看護・介護との両立ができるようになるのでしょうか

話してください!ご自身のこと…

配偶者の入院先に
毎日のように通っているAさん

配偶者のために
「自分が行くしかない」という行動が
配偶者自身の自立を妨げ
Aさんへの依存につながってしまう場合もあります

介護休業を取得し、
Aさんが 配偶者の付き添い看護に専念することが
Aさんと配偶者にとって
将来的なことも考えた上で最良かどうか
専門家に相談することで選択肢が増えるかもしれません

仕事を長期で休業しなくても
病院に、Aさんの仕事の状況を伝えることで
Aさんが病院で付き添う以外の方法が検討される可能性があります
また、毎日の付き添いまで病院が求めていないかもしれません

Aさん自身の仕事のこと
親の介護の状況についても
病院の相談員に伝え
仕事と両立できる看護の方法を相談しましょう

今後のことも考え
配偶者の疾患についても
専門家への相談を進めていきましょう

親御さんの介護についても
まずは地域包括支援センターへ相談することで
適切なサービスや資源につながることができます


本質的な 仕事と看護・介護の両立支援

育児・介護休業法の改正により
4月から 
企業における 介護離職防止のための取り組みが
義務となります

企業内の両立支援制度の整備は急務となっています

家族の介護に直面した従業員からの申し出があれば
介護休業制度の個別周知と意向確認が必要となります

制度を整備し、
必要なときに活用できることは
従業員にとってはとても安心です

しかし、育児と違って
介護または看護は先が見えず、いつまで続くか分からない
また個別性が高いため
個々の状況に合わせた活用への支援が必要です

制度の活用により
本質的な 仕事と介護の両立支援ができないと
逆に 介護離職につながってしまう場合があるのではないかと
危惧しています

あくまでも
仕事との両立ができる体制を整えるため
一時的に休業しても、復職するため 
の支援が不可欠ではないでしょうか

そして職場の皆が
仕事と介護との両立を我が事ととらえ
お互いさまと協力し合える
風土づくりが必要です

制度整備の先にある
本質的な仕事と介護の両立が叶う職場づくり

従業員の方の相談を受け
家庭での介護の状況が手に取るように分かる
介護の現場を知っている 産業ケアマネ
だからお役に立てると思います

社内の
相談窓口設置・個別相談
迅速に対応が可能です

産業ケアマネをぜひご活用ください!!

ぜひ、お問合せ下さい!


一般社団法人リョウリツ  https://ryouritsu.com/

投稿者プロフィール

金原洋子
金原洋子
一般社団法人リョウリツ
産業ケアマネ1級
「仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座」 0期卒業生
主任介護支援専門員/社会福祉士/介護福祉士
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