感情と介護はシームレス

皆さん、こんにちは。
現役ケアマネジャー✖︎産業ケアマネとして活動している山﨑です。
今回は介護と感情について書きたいと思います。

感情労働と言われる介護

労働には肉体労働、頭脳労働、感情労働があり、

介護は感情労働に該当します。

感情労働とは、

『感情の抑制や鈍麻、緊張、忍耐などが絶対的に必要』な労働であると言われています。

私たち介護従事者は基本的には第3者の立場で、
休みもあり、仕事として介護に向き合うことができます。

ですが、
そんな感情労働に携わり、正直に言うと心がやられることがあります。
なんでこんなに大声を出されないといけないのか、
なんでこんなにも罵声を浴びないといけないのか、

きっと介護をする人も追い詰められているんだと感じます。

ですが、
人に大声をあげていい理由にはなりません。

介護って、
それくらい人を追い詰めるものだと思っています。

幸せな介護のカタチを作りたい

介護と感情はシームレスで一体となっています。
感情を抱かずに介護をしている方はおそらくいません。


みなさん、
何かしらの感情を抱きながら介護をしています。


介護はとても暖かく
家族間の関係性を見直したり
最後の時に向けて一緒に時間を過ごすことができる。

しかし、
介護は時に残酷なんです。

現役のケアマネジャーとして
大声を出したり、
手を挙げてしまったり、

『後で後悔するが、その時の自分にはどうしようもなかった。なんで声を荒げたのか』と自分を責めてしまう方もおられます。

だからこそ、
介護者にも自分を大切にしてほしい。


自分が満たされているからこそ、
届けられる優しさがあるんです。


ケアを受ける人も、
ケアをする人も、
とても大切な時間を過ごすことができるように

産業ケアマネとして
ケアする人にもケアが必要であることを伝えて参ります。

投稿者プロフィール

山﨑理央
山﨑理央
介護現場18年
株式会社介護屋山﨑 代表取締役
奈良県介護支援専門員法定研修講師
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
詳しいプロフィールはこちら