少子高齢社会の在宅介護を乗り切る①「社会の仕組みを使う」とは?

兵庫県で活動している 産業ケアマネの 片岡です。

在宅介護を乗り切るために最初に必要なのは「相談できる場所を決める・見つける」、これがすごく大切です。

「そんなことで変わるの?」と思う方もいますが、実はここが最重要ポイント!
介護が始まった瞬間、人が最も困るのは“情報がないこと”だからです。
そして、情報がない状態のまま家族だけで抱え込むと、介護は一気にしんどくなります。

社会はすでに「家族が一人で抱えない仕組み」を用意している

日本の介護保険制度は、家族が無理をしないための仕組みとして整備されています。
その入口になるのが「相談窓口」。

主な相談先は次の3つです。

●地域包括支援センター

高齢者の総合相談窓口。
介護保険の申請、サービスの相談、生活の困りごとまで幅広く対応。
「まずここに相談すれば間違いない」という場所です。

●ケアマネジャー

要介護認定を受けた後、サービス利用の中心となる専門職。
介護プランを作り、必要なサービスをコーディネートする“伴走者”。
要介護者だけでなく、家族の状況を含めた相談もできます。

●病院の医療ソーシャルワーカー

入院・退院時の調整や、医療と介護のつなぎ役。
「退院が急で困った」というときの強い味方です。

困ったときは、家族ではなく“社会につなぐ”

これまで多くの相談を受けるなかで、「家族だけでなんとかしようとして限界が来る」ケースは本当に多いです。

相談が早ければ早いほど、
・サービスを使うタイミング
・家族の負担を抑える方法
・仕事を続ける工夫
これらがスムーズに進みます。

逆に、「ギリギリまで我慢してから相談した」というケースは、家族が疲れ切っていることが多く、支援の立て直しに時間がかかります。

社会の仕組みは、「無理に抱え込まないでください」というメッセージそのもの。
だからこそ、介護が始まったら真っ先に使うべきなのです。

相談先を知るだけで、安心感がまったく違う

介護は“突然やってくる”ため、心の準備が追いつきません。
だからこそ、「困ったらここに連絡する」という場所がひとつあるだけで安心度が大きく変わります。

・親の地域の地域包括支援センターの場所や連絡先を調べておく
・病院に行ったら医療ソーシャルワーカーがいるか確認しておく
・親の住む地域のサービスを少し調べておく

これだけで、いざという時に慌てない土台ができます。

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設