家族の役割を決める担当者会議

なんか家にたくさん人が来た

30代で家族の介護が始まりました。

病院から夫の両親がほぼ同時期に帰ってきたのです。

自宅の客間に介護ベットが二つ並びました。それから、たくさんの人が家にゾロゾロとやって来ました。

一体何が始まるの?

両親がお世話になる介護サービスの人が揃って来てくださったのです。

デイサービスの人

福祉用具の人

ヘルパーさん

そして、それを仕切ってくれるケアマネージャーさんです。

担当者会議、、だそうです。

え、誰の担当者?

もちろん両親の担当者の方達のことです。

わざわざ集まってくださったんですのね。

担当者会議とは

担当者会議とは、要介護者(介護を必要とする人)に対する介護サービスの提供に関わる各職種の担当者が集まり、情報共有や連携、サービスの計画や見直しなどを行う会議のことを指します。

担当者会議では以下のようなことが行われます。・

・要介護者の状況の確認、共有

・要介護者のニーズに基づいて、目標を決める

・ケアプランの作成、見直し

・各担当者が直面している問題を共有し解決策を検討する

・各職種の連携を深める

実際に介護サービスが始まる時、そして要介護者の状態が変化して、サービスの変更が必要になった時、さらに要介護認定を更新した時など、必ず担当者会議が行われます。

つまり、介護サービスを利用するためには、担当のケアマネージャーさんが必ず担当者会議を企画して開催されるんです。

家族の役割

担当者会議には、できる限り介護を受ける人の家族も参加してもらいます。

家族も、一緒に支援を行う一人として、何ができるのか、何を担当するのか考えるんです。

もちろん、介護される人が意思表示できない場合、その家族が代弁者となることもありますが、

私は、利用者=家族ではないと思っています。

また、家族が、介護される人の全てを担うということではないんです。

担当者会議で、介護サービスを実施する職種がそれぞれの役割を明確にして、介護をみんなんで分担します。

家族もその一端を担うというわけです。

しかし、特に在宅で介護するためには、同居、別居に関わらず、家族の役割は重要になってきます。

全てを介護サービスに丸投げということは、できません。

たとえ家族が遠方に住んでいたとしても、できる役割があります。

例えば、毎日同じ時間に電話をして安否確認するとか、定期的にケアマネージャーさんと連絡をとって、介護サービスがうまく回っているか確認するとか。

それから、急に入院することになった場合は、やはり手続きは家族が行わないといけないです。

家族の役割は重要だからこそ、今の状況で家族ができることを一緒に考えて、明確にする。

それも担当者会議で行うべきことの一つだと思います。

仕事をしながら役割をこなす

介護の方法はその方の状態によって千差万別です。

正解はありませんし、利用者さんの意向が「どこまでなのか」にもよります。

そして、家族が「どこまでしたいか」にもよるのです。

介護保険による介護サービスには限界があり、完全ではありません。

どこかで妥協しないといけない、というのが現実です。

完璧な介護は難しいですが、できる限り介護される人も家族も安心できて、

今までと変わらず生活できる

そこを目指しているのが介護だと思います。

そして、家族も今までと変わらず仕事ができる

その方法を考えるために、担当者会議で家族の役割を明確にすることも必要だと思います。

どんな役割ができるのか、どこで介護の妥協点を見つけるのか

難しいですよね

私も30代から介護が始まり、そこから数えきれないくらい担当者会議に参加しました。

その度に自分ができることを考えたり、あるいは、逆にわからなくなって迷ったりもしました。

手探りで両親に必要な支援のこと、自分の生活、その他色々考えながら介護を続けていたと思います。

そして、仕事をしながら行う介護は試行錯誤しました。

今思えば、もう少し誰かに相談したかったですね。

家族が担当者会議に臨むために、家族に寄り添う支援をする

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

投稿者プロフィール

辻 恵
辻 恵
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 1期卒業生
ケアマネージャー歴 10年
社会福祉士
介護福祉士
保育士