個別面談にかける思い

このブログメンバーでもある
仕事と介護の両立について事例検討会を
個別面談(ロールプレイ)形式で行いました。

初めての試みでしたが、

少し形ができてきたので、
養成講座生の輪に広げていきたいなと思っています。

産業ケアマネとケアマネの面談の違い

産業ケアマネの面談としては
本当に失敗を繰り返してきました。

仕事をしている人が
介護に困り相談しに来られるわけです。

そんな時に、
『介護に困ったんですね。介護保険サービスを利用しましょう』

こんな面談を行っていました。

でもね。
これってケアマネが面接中に言ってるよね。
なのに、わざわざ相談に来てもらう価値ってあるのかな。

産業ケアマネによる面談で解決しないといけない本質何なのか、
なぜ介護による経済損失が約9兆円と試算されているのか
考えないといけないと思います。

介護に困ったら介護サービスを使う。

ではなく、

介護を担っても、
どうしたら自身のキャリアも大事にできるのか。

ここを介護のプロである
産業ケアマネは伴走することができると考えます。

ロールプレイから得られるもの

今回は
ロールプレイから事例検討会。

30分という長さで
従業員の想いを言語化し、

悔いなく仕事と介護の両立ができるように

気持ちの整理、
これからの課題を認識し、
そして一歩踏み出すための
後押しをさせてもらう。

これがなかなかに難しい。
面談中は頭の中はフル回転で、
相談したいことの的を得ることができているのか、
余計に追い詰めていないか、
想いを話すことができているか、

などなど

繰り返し繰り返し
自問自答します。

介護は綺麗事では終わりません。

時に覚悟が必要です。

ニュースでもありますが、
殺人まで起きてしまう介護です。

だから私は覚悟を決めて個別面談に望んでいます。

1人でも多くの方に

介護が理由で苦しんでほしくない。

だからこのように学び続けます。

相談するって勇気が入ります。
だからこそ、
勇気を振り絞って相談してくれた方が少しでも
『相談してよかった』と思ってもらえる準備をしています。

あなたが勤める会社に産業ケアマネが居たら

自分で悩み抱える前に

ぜひ相談してくださいね。

来月もロールプレイ形式で開催予定です。

それでは、
今日も素敵な1日となりますように

投稿者プロフィール

山﨑理央
山﨑理央
介護現場18年
株式会社介護屋山﨑 代表取締役
奈良県介護支援専門員法定研修講師
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
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