仕事と介護、どちらも大切にできる働き方とは ① 〜「大切にする」を見つめ直す〜

兵庫県で活動している 産業ケアマネ 片岡です。

「仕事も大切にしたい。家族も大切にしたい。」

でも実際には、どちらも全力で向き合おうとするほど、気持ちも体もすり減ってしまう…。

「大切にしたい」という気持ちは、誰にとっても真剣で、本物!
でも、それが漠然としたままだと、どうすればいいのか分からなくなってしまうことがあります。

たとえば、
・親の介護を“きちんと”したいけれど、どこまでやればいいの?
・仕事も抜けられない。でも誰かに頼るのは気が引ける…。
・自分だけが頑張っている気がして、家族にモヤモヤしてしまう。

こんな風に、自分の中で“何をどこまで大切にしたいのか”が明確でないと、
気づかないうちに「理想」と「現実」のギャップに苦しむことになってしまいます。

「大切にする」は人によって違う

そもそも「大切にしたい」という価値観は、人それぞれです。
たとえば「親の介護」と「仕事との両立」を考えた時、
・親の希望を第一に考えたい
・無理せず自分の生活も守りたい
・仕事にやりがいをもっている、キャリアを止めたくない

どれもその人の大切にしたい価値観。
誰かと比べる必要も、正解を探し続ける必要もありません。
まずは「自分にとっての“優先順位”は何か?」を見つめ直すことが、両立の第一歩になると思うのです。

自分を知ることが、周りとの関係も変える

「私はこうしたい!」「これが今の私にとって大切!」
そう言えるようになると、家族とも職場とも対話がしやすくなります。

たとえば、「毎日の訪問は難しいけれど、週末は一緒に過ごす時間を大切にしたい」と思えば、そのための時間をどう確保するかを考えるようになります。

「どこまで関わりたいか」「どんなふうに関わりたいか」が見えてくると、介護にかけられる時間やエネルギーのバランスも自分なりに整えやすくなります。

そして、その考えがある程度自分の中で整理されていると、職場や担当ケアマネジャーに相談するときも「この日はどうしても外せなくて」「この部分は他の人に頼りたい」と、具体的に伝えやすくなります。

自分の声に、耳を傾けてみよう

「自分の価値観を大切にする」ことは、長期戦になる可能性もある介護の場面ではとっても重要。
むしろ、自分を後回しにしすぎると、介護も仕事も長くは続けられません。

だからこそ、自分の気持ちや限界に気づいてあげること。
「私にとって大切なことは何か?」という問いに少しずつでも向き合っていくことが、両立を支える一番の土台になっていきます!

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私、産業ケアマネ 片岡
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
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投稿者プロフィール

片岡芳美
片岡芳美
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設