介護者の皆さんへ


月曜日の担当をさせていただいています
愛知県一宮市の産業ケアマネ
浅井 貞美の第15回目です


毎日、厳しい暑さが続いていますね

明日以降の愛知県予想最高気温

38℃→39℃→40℃→40℃→38℃

屋外で活動できる環境ではありません

今月のモニタリング訪問で

現役ケアマネジャーですので

毎月、モニタリング訪問をします

今月の訪問で、

今月は

介護を受けているご本人ではなく

ご家族の体調不良について、何件も聞きました。

・熱中症

・原因不明の発熱が続いている

・コロナ感染

・咳が続き、体調不良が長引いている

こんなにご家族の不調を聞いたことは

過去に経験したことがありません

幸い、介護を受けているご本人たちは

安定されている方ばかりでした

熱中症になったご家族の話

要介護5 全ての生活の場面で

介護を必要とするお母さまを

行政関係のお仕事をされている

娘さんがお世話されています


娘さんが熱中症になった日は

連日の酷暑

お母さまはデイサービスを利用されていました

娘さんは休日でしたので

お母さまがデイサービスにでかけているうちにと

午前中に家事をすませました

昼食後 少し休憩するつもりで

2階の自室で横になり

目が覚めてトイレに行こうとしたら

ぐるぐると天井が回り

手足もしびれた感覚で

とても自力で動けません


「自分がいるのは2階
 夕方には母も帰ってくる
 どうしよう」

娘さん

自分が危険な状態なのに

お母さまのことを心配されています

携帯電話が手元にあり

なんとか近くに住むお兄さんに電話し

お母さまのお世話をお願いされたそうです


こちらのご家庭

・訪問診療

・訪問看護

・1日複数回のヘルパー訪問 などの支援環境で

ご自宅でお母さまが過ごす日は

お部屋の温度・湿度管理は徹底されています

水分補給も定期的に十分摂取できています

介護の現場経験もある娘さん

「私だから この状態で

 家で面倒みていられるけど
 
 普通じゃむりだよね」と言われるくらい

お母さまを大切にお世話されています


こんなに しっかりと

お母さまの体調管理をされていた娘さんですが

ご自分は???

「お昼ごはんも、いいかげんにすませ

 そういえば、水分らしい水分とらずに

 疲れちゃって横になった」そうです

自分のことは、後回しにしてしまう

親の介護中に

ご自身ががんや進行性の疾患

脳疾患や心疾患を発症された

ご家族の方とのかかわりがあります

口をそろえて言われる言葉が

「今思えば、あの頃からおかしかったんだよね」

と診断される数カ月または1年前などの症状について

気付いていらっしゃるのです

でも、その時には

忙しさにかまけて

受診や検査を先延ばしにされてしまいました

ご自身の身体をいたわり大切にしてほしい

介護者の方がご病気になられた時

それは もちろん 介護が原因ではないでしょう

でも、不調に気付きながら


ご自分の身体のメンテナンスをせず

酷使し続けるのはやめましょう

どうか

介護者の方 ご自身のお身体も

いたわってください



先月

お母さまのことを心配し続け 

心配したまま

お母さまより先に旅立ってしまわれた娘さんがいます

みんなが辛くて

悔しい思いをしました



最近の暑さも、災害レベルです

どうか、ご自身で身を守り

この夏を無事に乗り切りましょう。


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株式会社 ビーメディカル 浅井貞美





投稿者プロフィール

浅井貞美
浅井貞美
株式会社ビーメディカルにおいて産業ケアマネとして活動中。
看護師歴 10年
大学病院、内科・整形外科クリニックなど
ケアマネジャー歴 17年
居宅介護支援事業所管理者14年
主任介護支援専門員
産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 0期卒業生
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