介護の備えシリーズ③ いざという時に安心。“どこに何があるか”を知っておく備え
兵庫県で活動している 産業ケアマネの 片岡です。
介護のことって、「まだ元気だから大丈夫」と思っているうちに、ある日突然、やってくることがあります。
実際に何かが起こったとき必要になるのは、「どこに何があるか知っていること」。
“あわてないためにしておきたい準備”を一緒に見ていきましょう!
① 保険証などの「身分証明・制度系」
介護保険サービスや医療機関を利用する際に、必要になる書類たち。
- 介護保険証(65歳以上の方には交付されています)
- 健康保険証(後期高齢者医療証など)
- マイナンバーカードなどの身分証明書
「どこにあるか、ちらっと親に聞いてみる」だけでも立派な備え。
いざというとき、「それならあそこにあるよ」と言えると、お互いに安心です。
② 医療情報・かかりつけ医のこと
体調を崩して病院に行くとき、救急搬送されるとき、必ず聞かれるのが「持病」「薬」「かかりつけ医」。
- 現在かかっている病院・診療科
- 処方されている薬(お薬手帳や薬局のメモなど)
医師にうまく説明できなくても、メモや手帳があれば大丈夫。
「お薬手帳がどこにあるか」は、一度確認しておくと安心です。
③ 身の回りの愛用品・生活の道具
誰もが持っている「生活必需品」。
「いつも使っている物」「それがないと困る物」を知っておくことが、実は大きな備えになります。
- メガネ、補聴器、入れ歯
- 杖やシルバーカーなどの移動を支える道具
- 常時使っているクッションや座布団など
- 爪切りや耳かきなど、本人がこだわっている日用品 等…
「それがないと落ち着かない」「使い慣れてるものじゃないと困る」
そんな“いつもの道具”があることで、本人の安心はもちろん、家族や介護者が“迷わず動ける”心強さにもつながります。
いざという時、必要なものをさっと持っていける。
それだけで、介護の負担はグッと軽くなることもあります。
今できる“ひとつ”でOK
「完璧に整えておく」必要はありません。
まずは、何かひとつ、どこにあるかを一緒に確認してみる。
それだけでも立派な一歩です!
いざという時に「あれ、たしかここにあったよね」と言えるだけで、心の負担はぐっと軽くなります。
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私、産業ケアマネ 片岡 は
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投稿者プロフィール

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産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設
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