一流産業ケアマネまでの道のり第3話season1

暑いより、寒さの方が苦手です
新潟県長岡市の産業ケアマネの
川上洋平です

 

 

 

今回は、産業ケアマネとして企業内でどのような活動をしているのか
私の活動内容について、公開したいと思います

 

 

 

高齢化が進む現代の日本では、介護は誰にとっても身近な問題となっています。
特に働き盛り世代の多くが、親や配偶者の介護を担う
「介護者」となる可能性を抱えており、仕事と介護の両立が課題となっています。
その中で、企業内における産業ケアマネージャー(以下、産業ケアマネ)の役割が注目されています。

 

 

 

産業ケアマネは、従業員やその家族が介護に直面した際に、
的確なアドバイスを提供し、適切な支援策を提案する専門家です。
彼らは職場環境を整えることで、介護による離職や仕事の負担軽減に寄与しています。

 

 

 

本記事では、産業ケアマネが行う具体的な活動の中でも、
特に「介護ニュースレター」と「介護情報動画」の作成に焦点を当て、
その効果や意義についてご紹介します。

 

 

 

産業ケアマネの取組み

産業ケアマネが毎月行っている主な取り組みは、
「介護ニュースレター」の発行と「介護情報動画」の作成です。
この2つの活動を通じて、従業員やその家族が抱える介護の悩みに寄り添い、
具体的な解決策を提供しています。

 

 

 

介護ニュースレター:短時間で得られる最新情報

ニュースレターは、介護に関連する最新の情報や役立つ知識を分かりやすくまとめたもので、毎月発行されています。たとえば、最近のテーマとして以下のような内容が取り上げられました:

  • 介護保険制度の改正点とその影響
  • 介護をしている人のメンタルケア方法
  • 地域の介護リソースや相談窓口の紹介

これにより、従業員は短時間で必要な情報を得ることができ、介護の準備や対応がしやすくなっています。

 

 

 

介護情報動画:分かりやすく視覚的に伝える工夫

ニュースレターに加え、毎月制作している介護情報動画も重要なツールです。動画は、文字だけでは理解しにくい介護手続きやケアの具体例を、図解やアニメーションを用いて解説しています。例えば、以下のような内容が取り上げられています:

  • 介護休暇の申請方法
  • 在宅介護に必要な準備と費用

視覚的にわかりやすく伝えることで、介護の初心者でもすぐに理解できる点が好評です。

これらの取り組みによって、産業ケアマネは「介護に直面した時、どこから手をつければ良いか分からない」という不安を取り除き、従業員のスムーズな行動をサポートしています。

 

 

 

活動の成果と反応

産業ケアマネの情報発信活動は、
従業員の介護に対する不安を軽減し、
具体的な行動を促しています。

ニュースレターと動画がもたらした効果

ニュースレターや動画を通じて、以下のような成果が得られています

  • 従業員の声:「介護の話がシリーズで聞けて良いです」「介護休業制度について知ることができた」

これらの反響は、産業ケアマネの活動が実際に職場環境や家庭生活の質を向上させている証拠です。

 

 

 

職場全体への良い影響

介護に関するサポートが充実したことで、職場では以下のような変化を目指して、期待しています

  • 離職率の低下
  • 従業員同士の助け合い意識の向上

具体的な成果が多く寄せられる中、産業ケアマネの取り組みは職場全体にとって欠かせない存在となっています。

 

 

 

今後の展望と目指す未来

産業ケアマネの活動は、現在の取り組みだけでなく、さらなる発展を目指しています。

さらなる支援拡大への計画

今後はニュースレターや動画に加え、以下のような活動を検討しています

  • 介護カフェの開催:気軽に介護の話が職場でできる風土の醸成

これにより、より多くの従業員に対してきめ細かいサポートを提供することが可能になります。

 

 

 

介護を理由とした離職をゼロに

「職場と介護の両立を支える」ことを目標に掲げ、
介護に悩む従業員が安心して働き続けられる環境づくりを目指しています。
産業ケアマネの活動は、個人だけでなく社会全体の課題解決にもつながっています。

 

 

 

まとめ

産業ケアマネの取り組みは、介護に直面する従業員の「困った」を解決し、
仕事と介護の両立を支える重要な役割を果たしています。

 

 

 

情報発信の意義

毎月発行しているニュースレターや動画は、
介護に関する知識を短時間で得られる便利なツールです。
これらは従業員の不安を軽減し、具体的な行動につなげる効果を発揮しています。

 

 

 

職場と社会への影響

これらの取り組みは、職場の雰囲気を良くするだけでなく、
介護を理由とする離職を防ぎ、従業員のキャリアを守るものでもあります。
また、介護支援が整った職場が増えることで、社会全体の介護問題解決にも貢献しています。

 

 

 

今後の期待

今後も情報発信を続けながら、新たなサポート方法を取り入れることで、
より多くの従業員を支え、安心して働ける環境を目指していきます。

産業ケアマネの活動は、職場の「介護支援モデル」として、これからも進化を続けていきます。

 

 

株式会社Simple ながおか仕事と介護の両立支援室
川上洋平
Mail:k.yohei@simple-irodori.net

投稿者プロフィール

川上洋平
川上洋平
合同会社Sunflower ケアプランセンターひまわり 主任ケアマネジャー
産業ケアマネとして、仕事と介護の両立支援担当
介護福祉士 認知症介護実践指導者 健康運動実践指導者 NSCA-CPT