キャリコン養成講座の修了試験で「仕事と介護の両立」のお悩みに出会った
兵庫県で活動している 産業ケアマネ 片岡です。
今日は、現在受講しているキャリアコンサルタント養成講座での出来事を通じて、改めて実感したことを書いてみたいと思います!
やっぱり増えている『仕事と介護の両立』の悩み
今、私はキャリアコンサルタントの資格取得を目指して養成講座を受講しています。
先日、その講座の応用実習の修了試験がありました。
試験では、キャリアコンサルティング面談のロールプレイを行います。
クライアント役の相談に対して、15分間のカウンセリングを実施するという内容です。
受講生は20人いて、全員のロールプレイをオブザーバーとしても観察しました。
お題の相談内容は「転職」「失業」などさまざまでしたが、その中に「親の介護で悩んでいる」というテーマが、20件中3件もあったんです!
仕事と介護の両立に悩む人が増えている現実を改めて感じました。
まさか自分に「仕事と介護のお題」が当たるとは…
そのうちの1件が、なんと私に当たりました。
お題は、工場勤務の男性従業員の設定で「遠方の一人暮らしの母に介護が必要になってきた。仕事を辞めて実家に帰るべきか悩んでいる」というもの。
正直、自分にこんなリアルなテーマが当たるとは思わず、一瞬頭が真っ白になりました(汗)
でもすぐに気持ちを切り替えて、クライアントの相談の背中を押した経験である「離れて暮らす母が介護を必要とし始めた」という部分にしっかり寄り添いながら、伝え返しや関連する質問を重ねて内面を引き出すことを意識しました。
(つい「こんな方法ありますよ?」と提案したくなる自分もいて、そこをグッとこらえるのが今回の学びになりました(笑))
「サービス」だけでなく「価値観の整理」が大事
介護の悩みは、福祉サービスや道具をうまく使うことで解決できる部分もあります。
でも、介護がきっかけで生まれる『暮らし(キャリア継続や介護を抱える生活など)の悩み』に寄り添うのは、クライアント自身の「自分はどう思ってる?」「自分はどうしたいのか?」という思いを丁寧に引き出すことで明らかになってくる。
その人の中にある答えを一緒に見つけていく。
そんな面談ができるように、これからもスキルを磨いていきたいと思います。
仕事と介護の両立は、もう他人事じゃない
今回、修了試験の場面で20件中3件が「仕事と介護の両立」というお題だったこと自体が、いまこのテーマがとても身近になってきている証拠だと感じます。
やっぱり、仕事と介護の悩みは特別なものじゃなく、すぐそばにあるものなんだと改めて実感しました。
これからも、産業ケアマネとして、悩む人に寄り添いながら支えられる存在でありたい。
そのためにしっかり学び続けていきたいと思います!
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私、産業ケアマネ 片岡 は
主に兵庫県の企業様を対象に「仕事と介護の両立支援明石事務所」を運営しています。
社内セミナーや社内実態調査、介護に直面する従業員への個別面談などを通じて仕事と介護の両立を支援。
社会問題「介護離職」の防止につなげます。
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投稿者プロフィール

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産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 2期卒業生
介護業界21年
社会福祉士/介護支援専門員
仕事と介護の両立支援明石事務所 2024年11月開設
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