超高齢社会の実態
若い人はどこに行った?
町を歩いていると、お年寄りの姿よく見かけます。
仕事柄どうしても高齢者を意識してしまうのかもしれませんが、
先日行ったある講演会では
観客の方達のほとんどが、おそらく70歳以上の方でした。
休憩時間のおトイレの列がすごかった。
元気なお年寄りの方が多いのは喜ばしいけれど、若い人はどこいったんやろか。
もちろん、講演内容が若い人向けでなかったのかもしれないですが
おそらく私が一番若者でした!
電車に乗っていても、目立つのは外国の方とお年寄りです。(京都在住なのでインバウンドもすごい)
地域のイベントやお祭りでも若い人はちらほら、あとは60代から70代くらいの人が多くみられるように思います。
イベントの内容、地域がら異なるとは思いますが、肌感覚としも「団塊の世代」の方が多いように感じられるのです。
高齢化は加速している
日本の総人口は、令和5年10月1日現在で1億2,435万人となっています。
そして65歳以上人口は、3,623万人となり、高齢化率は29.1%
高齢化率とは、総人口に対して65歳以上の高齢者の人口が占める割合のことを言います。
WHO(世界保健機構)のでは
高齢化率が7%を超えると「高齢化社会」
14%を超えると「高齢社会」
21%を超えると「超高齢社会」と定義付けています。
日本は、2007年に高齢化率が21%を超え「超高齢社会」となりました。
日本は今完全に「超高齢社会」なんです!
出典:総務省統計局 人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在
2015年以降15歳未満の人口割合を75歳以上の人口割合が追い抜いてますね
65歳以上、75歳以上の人口割合は増加していく一方、15歳未満は減少していってます。
高齢化の原因
高齢化の原因と考えられるのは二つ
1.平均寿命がのびた
2.少子化による若年人口の減少
男姓の平均寿命は 81.05 年
女性の平均寿命は87.09年
厚生労働省 令和4年簡易生命表の概況より
寿命が伸びた原因は、生活環境の変化、食生活の変化による栄養状態の改善、他様々な要因があると思いますが、私は何より医療の進歩によるものが大きいと思います。
現在の医療では、昔は見つけられなかった病気を見つけたり、治したり出来るようになりました。
例えば、脳卒中とか
MRIなんて昔はなかったし、脳の手術なんてなかなか出来なかったんじゃないですかね
助からなかった命を助けられらようになった
素晴らしいことだと思います。
ただ、助けられたはいいけれど元の状態に戻ったわけではない
あるいは、これ以上よくなるのは難しい
後遺症が残ったり
命は繋ぎとめたはいいが、寝たきりになってしまう
高齢者の場合は多いですよね
平均寿命と健康寿命
皆さん健康寿命というのをご存知でしようか?
健康寿命とは
健康上の問題によって日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです
出典:厚生労働省 第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会 資料より
平均寿命と健康寿命の間の期間は、まさに「不健康な期間」になります。
令和元年で男性の平均寿命が81.41歳、健康寿命が72.68歳
81.41ー72.68=8.73
約9年です
令和元年女性の平均寿命が87.45歳、健康寿命が75.38歳
87.45ー75.38=12.07
約12年!
不健康な期間 = 介護が必要になるかもしれない期間
結構長いと思いと思いませんか
国は、健康寿命を伸ばすために様々な政策を打ち出しています。
健康に長生きするのが一番ですものね!
介護は他人事ではないですよ
それでも、いつか誰かのお世話にならなくてはいけない時が来ます。
健康寿命と平均寿命の間の期間に必ず介護は訪れます
あなたにも
あなたの家族にも
しかし、介護を担うべき若い世代が、先に述べたように減少していってますよね
少子化による若年人口の低下
2025年問題
2025年問題とは
戦後の第一次ベビーブーム時に生まれた「団塊の世代」が75歳を迎え後期高齢者となり
第二次ベビーブーム時に生まれた「団塊ジュニア」が50歳を超える年であり
社会の分岐点と言われ、医療や福祉の他にも様々な分野に影響が出てくると予想されています。
え、、2025年って来年の話ですよね!
介護のこと、もう他人事ではないんですよ。「自分ごと」として考えるべき時が来ています!
一緒に介護について考えてみませんか?
次回また、続きをお話しさせて頂きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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投稿者プロフィール
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産業ケアマネ2級
仕事と介護の両立支援コンサルタント養成講座 1期卒業生
ケアマネージャー歴 10年
社会福祉士
介護福祉士
保育士
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