産業ケアマネの面談力

突然ですが、私50歳なんですね
そうすると周りの友達なんかが
親の介護が始まってるんです



50歳を越えた頃から
周りで親の介護をしている人が増えてきた実感があります



周りは私がケアマネだって知ってるので
介護に関わるいろいろな相談をしてきます
「無料」で



で、そんな友達の相談に乗りながら
産業ケアマネとしての個別面談の練習をしています

親との関係性、きょうだいとの関係性

親の介護に悩む人の中に
長年の家族との関わり方に悩んでいる場合もあります



産業ケアマネコンサルタント養成講座で
「個別面談力」を学んでから
実は自分の面談力が向上したな。って実感があるんです



介護の相談をする友人が
「どうして、れいちゃん(私のこと)そんなこと分かるの?」
「ほんと、そうだわ。どうしたらいいかわかったわ。」
なんてことを言ってくれる場面が増えてきました



親の介護でやっていることの中には
①自分がやらなくてはいけないこと
②自分がやらなくてもいいこと
が、あります




それと、物事は優先順位があり
私はいつも「シャンパンタワーの法則」として
講座を行う際には説明をするのだけど




まずは自分自身を大切に満たしてあげること
その上で、家族の介護をしましょう。と

「ケアする人をケアする本」 岡山ミサ子著より

私もう無理です。と言っていいのです

自分が育ててもらった親です
「恩返しとして介護をするのは当然のこと」
という考えに囚われている人



「親のためにいい介護をしてあげたい。」
それはそれとして、とても尊い気持ちです




しかし、介護をする人の心と体が疲れ切っているのに
自分自身の心と体の声を無視して
我慢して介護をしているとどうなるのでしょうか




いい介護をしたいのに
ついついキツイ言葉が出てしまう
そのことで罪悪感に苛まれてしまう
そして、さらに心身が疲弊する
負のスパイラルですよね





自分のストレスにまずは気づくこと

負の感情も実は健全な心の状態あることも多い
しかし、それを抑え込むことで怒りの感情に変化してしまう



まずは自分のストレスの原因に気づくこと
自分の感情を感じることが大切



マイナスの感情を吐き出すと
心が健康になる



心が健康になれば
親にも優しく接することができる(望めばね)




産業ケアマネコンサルタント養成講座で
個別面談を学んでからは
こうした流れを踏まえながら
話を聞けるようになったと感じます




「私もう無理です。」
そう言ってもいいんです
SOSを出してもいいんです




介護をしている従業員さんの
心と体が元気になるためのお手伝い
産業ケアマネにさせていただけると嬉しいです

投稿者プロフィール

前田 れいこ
前田 れいこ企業と産業ケアマネを紡ぐ会 代表
岡崎市議会議員
株式会社わがんせ 代表取締役
・単独型居宅介護支援事業所あすなろケアプラン(岡崎市)
・単独型居宅介護支援事業所つむぐ支援センター(名古屋市)
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 副会長
共著「介護職よ、地方議員を目指せ!」出版
前田れいこ公式ブログ
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