仕事と介護の両立が当たり前の選択肢になる社会を目指して
奈良市を中心にケアマネジャー・産業ケアマネをしています
山﨑です。
いよいよ3日目になりました養成講座。
受講生さんも真剣そのものです。
今日は養成講座3日目を通して感じたことを書かせていただきます。
介護は感情と密接にくっついている
介護をするご家族から、
「介護が始まる時はただただ戸惑いを感じました。どうしたらいいのか。自分にできるのだろうか。どのようにすれば良いのか。」といった不安や疑問が頭をよぎったとお聞きしました。
主な介護者となる家族は、日々のケアや通院の同行などを担うことが多く、その負担は大きくなります。しかし、介護を受ける人も色々な感情を抱きます。時に介護をする人、介護を受ける人がストレスや疲労感を引き起こし、感情の揺れを生む要因になります。
関係性がうまくいかなくなると時に孤独感を抱えることがあります。
周囲の人々に理解されないと感じたり、介護の大変さを話す相手がいなかったりすることで、感情を内に秘めてしまいます。この孤独感は、ストレスが増し、自分や相手を責めてしまうことにも繋がります。
介護者もケアをされるべき人
介護には辛い瞬間が多い一方で、喜びや感謝の瞬間も存在します。例えば、ご両親が笑顔を見せたり、少しでも自分で頑張ろうとする姿勢に心打たれるご家族もおられます。こういった瞬間は、家族にとって喜びにつながり、介護の苦労を忘れさせてくれる力があります。
が、自身に余裕がないとこう言った瞬間も否定的に捉えてしまします。
介護をする人が悪いわけではない。
時に残酷な介護に対して、
ケアをする人に対して啓蒙・啓発活動が行えていないことにも一つの要因があると考えます。
事前に介護について備えることで、自身に与えるストレスを軽減させることができます。
この講座を受講している講座生さんには
感情を支える面談方法を習得していただきます。
だって、
介護サービスを使ったら介護から解放されるわけではないからです。
常に揺れ動く感情を受け止めて、
それでも両立を望む方へのサポートをさせていただくためには
必ず押さえたいポイントです。
みんなで学んで、
大介護時代に突入した日本において、
仕事と介護の両立が当たり前の選択肢になる社会を目指して
本日も活動中です。
それでは、
今日も素敵な1日となりますように。

投稿者プロフィール

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介護現場18年
株式会社介護屋山﨑 代表取締役
奈良県介護支援専門員法定研修講師
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
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