仕事と介護の両立から考える介護のカタチ
みなさん、こんにちは。
山﨑です。
初めてブログに投稿しますので、少しだけ自己紹介をさせてもらいます。
私は介護職として21歳の時に介護の世界に飛び込み18年経ちました。
じいちゃん・ばあちゃんっ子だったので、この仕事が大好きで天職だと毎日楽しく介護に携わっていたことを思い出します。
そんな私が施設の中の介護現場から、
ケアマネジャーとしてご自宅を訪問することになり、介護の厳しい現実を知りました。
そんな経験から介護がこれから始まる人、介護をしてる人に伝えるアドバイスの一つをご紹介します。
介護が綺麗事では終わらない現実
そもそも介護にどのようなイメージがありますか。
私の介護のイメージは、
介護を受ける人と介護をする人の関係性を見直したり、再構築したり、絆を深めたり、お互いがお互いを必要とするなど、
とても良いイメージを持っていましたが、介護保険制度が始まり23年経った今でも介護に苦しみ、介護に悩む人が大勢おられます。
仕事で疲れて帰ってきてから介護が始まる、子育てで余裕がない中で介護をする、友達と遊ぶ時間や勉強する時間に介護をする。このような状況で介護に苦しむ家族がたくさんいるんです。
介護がいつ降りかかってもおかしくない
介護することが決して悪いわけではありません。大切な家族の介護を通して、残された時間を大切に過ごしてほしい。後悔のない時間を過ごしてほしい。と、一人の援助者として思います。
大切なことは、介護を一人で抱え込まないことです。自分を大切にして、初めて介護を受ける人のことを大切にできます。
そのために必要なことは、備えることです。
いつ降りかかってくるかわからない介護に対して備えることで準備ができます。
準備ができるということは、これから起こり得る介護に対して心構えができるということです。
この心構えが【できている】のか【できていない】のかで、これから迎える介護の選択肢が変わります。
個別性の高い介護の正解とは
介護を受ける人の状態、介護をする人の状況、そのほか家族の状況、家屋環境の違い、地域の社会資源の違いなどどれをとっても全く同じ介護のカタチはありません。
100のご家庭があれば100通りの介護のカタチがあります。
このように個別性の高い介護に備えるためには、どのような介護のカタチであれば仕事を続けながら介護ができるのか、
介護者自身でベストでありベターを探してもらう必要があります。
そのためには、介護の選択肢を増やすこと、介護の選択肢を知ることが大切になります。
産業ケアマネだからこそできる従業員への支援
私はケアマネジャーとして約10年の経験があり、延べ6000件以上の介護相談を受けてきました。
この相談の数々は、これから介護が始まる方、すでに介護が始まっている方が、
働きながら介護を続けるためにとても大切な価値ある情報だと考えます。
事例を自身の状況に当てはめた時、どのように仕事と介護を両立できるのか、自身の立場で考えてもらうことができるからです。
産業ケアマネはこの意思決定に伴走できる専門職なんです。
幸せな介護のカタチ
超高齢社会に突入している日本において、介護を抱えていても日常生活と介護の両立ができる支援が求められています。
この両立支援においては、ケアマネジャーであり産業ケアマネである私たちだからこそできる、新たな価値の提供、社会貢献の形です。
介護を受ける人も、介護をする人も幸せになれる介護のカタチを私たちと一緒に作りませんか。
投稿者プロフィール
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介護現場18年
株式会社介護屋山﨑 代表取締役
奈良県介護支援専門員法定研修講師
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
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