介護の社会化

こんにちは。
奈良県奈良市在住の
現役ケアマネジャー✖️産業ケアマネ✖️現役介護士の山﨑です。

産業ケアマネとしては、
企業様と連携して
従業員の介護離職を防止するだけでなく
介護を担っていても仕事のパフォーマンスに及ぼす影響を最小限にする。

そんな活動を日々行っております。





社会で介護をするって

2000年にスタートした介護保険制度は
今年で24年目を迎えました。

介護保険制度の要と言われた介護支援専門員のことはピンと来なくても、
ケアマネジャーと聞くと

『聞いたことある』という方も増えているのではないでしょうか。
今日はそんな介護保険制度について少し書いてみます。





そもそもなぜ介護保険制度は生まれたのでしょうか。
厚生労働省のサイトから引用します。

みんなで支え合う介護
かつては、子どもや家族が行うものとされていた親の介護ですが、高齢化が進む につれ、介護を必要とする高齢者の増加や核家族化の進行、介護による離職が社 会問題となりました。こうした中、家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支え ることを目的に、2000 年に創設されたものが介護保険制度です。現在では約 606 万人の方が利用し、介護を必要とする高齢者を支える制度として定着しています。

40 歳から 64 歳の方については、ご自身も老化に起因する疾病により介護が必 要となる可能性が高くなることや、ご自身の親が高齢となり、介護が必要となる 状態になる可能性が高まる時期であることから、40 歳以上の方からも介護保険料 をご負担いただき、老後の不安の原因である介護を社会全体で支えています。

介護離職ゼロを目指して

その一方で、介護を理由として離職する方が毎年約 10 万人いると言われていま す。政府としては、一億総活躍社会を実現するため、必要な介護サービスの確保 を図るとともに、働く環境の改善や、家族への支援を行うことで、2020 年代初頭 までに、介護離職者をなくすことを目指しています。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/2gou_leaflet.pdf

つまり、
高齢化、核家族化、介護による離職が社会問題となり、家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支えることを目的に創設されました。



介護を社会で担う、
介護の社会化ですね。



介護保険制度の歪み


私は現役のケアマネジャーとしても活動しており、
介護の社会化には少し違和感を感じています。



厚生労働省の説明書にもあるように、
介護者家族の負担軽減をすることも目的の一つとして掲げられていますが、


介護保険制度では
介護者は間接的な支援を受けるのみで、
受益者負担の原則からも
介護を受ける人が中心の制度になります。


また現在の日本では
介護者を直接支援する制度はほぼ無く、
ワーキングケアラー(ビジネスケアラー)やヤングケアラーとして抱える課題と
介護保険制度とのミスマッチの結果、
介護離職等の問題につながる要因の一つだと考えます。





本当の介護の社会化

私が考える介護の社会化は、

企業が独自に従業員をサポートできる


学校など学びの場でもケアラーをサポートできるなど


それぞれの場で
介護を抱えていても
安心して仕事ができたり、
安心して学びを継続できる社会のことです。



そのために産業ケアマネが果たせる役割は大きいと考えており、
次回は私が考える介護の社会化を達成するために何ができるのか、
書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



来週も素敵な1週間になりますように。




投稿者プロフィール

山﨑理央
山﨑理央
介護現場18年
株式会社介護屋山﨑 代表取締役
奈良県介護支援専門員法定研修講師
一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会 ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
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